たまご&ツナのパイ包み揚げ
北アフリカのチュニジアはローマ帝国の遺跡や砂漠など見どころも多く、世界中の観光客を惹きつけている国です。
そんなチュニジアの代表料理として、たまごとツナをパイのように包み揚げした「ブリーク」をご紹介します。
この料理自体は、ブリック、ブレク、ボレキなどの別名で地中海沿岸の各地で食べられている、おそらくローマ帝国時代に各地に広まったアペタイザー的なペストリー料理なのですが、落としたまご&ツナの組み合わせで三角形に折る点が、チュニジアならではです。
ブリークの具のバリエーションはチュニジア国内にもいろいろあるそうですが、上記が一番ポピュラー。ツナの代わりにほぐした鶏肉を使うこともあります。揚げたてアツアツにレモンを絞って、ハリッサというとうがらしのペーストをお好みで付けていただきます。
皮は、現地ではマルスーカという薄いパイ生地(ギリシャ料理で使うパートフィロ、フィロシートと同じもの)を使うのですが、ここでは東アジアの便利食材(?)”春巻きの皮”で代用しましょう。折ればちょうど三角になりますし(笑)。
また、ハリッサは日本の輸入食材店で売っていることもありますが、チュニジア人の知人は、ハリッサが手に入らないときは韓国のコチュジャンを代用しているといっていました。なるほど。ちょっと味が違うのですが、ブリークにちょっと辛味を加えて食べるとさらにおいしくなりますよ!

ブリーク Brik レシピ
【材料】 4人分
・ツナ缶 1缶 ほぐしておく
・たまご 4個
・じゃがいも 1個 ゆでて、7mmくらいの角切りにしておく
・春巻きの皮 4枚
・とうがらしペースト 小さじ1/2 あればハリッサ。お好みで。
・ケッパー 小さじ1 おろしたパルメザンチーズでも
・イタリアンパセリ 大さじ1 みじん切り
・レモン 1個 カット
・キャノーラ油 適量 少しオリーブ油を混ぜてもよい
【作り方】
ブリークの作り方手順(動画)
揚げ方など参考になさってみてください。