ピッツァマルゲリータ|イタリア料理

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イタリアの国旗色のピッツア

日本でもおなじみになったナポリピッツァの代表格。トマトソース、モッツァレラチーズ、バジルの葉で赤・白・緑のイタリア国旗を表現しています。

ナポリピッツァの専用窯は、500度の高温窯です。家庭のオーブンはせいぜい最高250度程度ですので、カリカリ、モチモチな本格的なナポリ・ピッツァを再現するのは、まず、火力がネックになりそうですが、おすすめは、ガスコンロについている魚焼き器。密閉度と火力の強さならオーブン以上かもしれません。

または、オーブンを使う場合は、具を載せる前に生地だけ中に火が通る程度に一度焼き、取り出して具を乗せ、さらに3~5分の短時間で二度焼きするとよいです(そうすることで、具の焼きすぎも防げます)。

ところで、国のシンボルでもある国旗はある種、神聖なものだと思うのですが、ときどきその国の国旗色を表現した料理に出会います。

たとえば、メキシコのチレス・エン・ノガダとか、ドミニカ共和国のバンデーラ(=旗という意味)とか。あるインド料理店では、ほうれんそうカレーと黄色い豆カレーとごはんをセットして”インド国旗定食”をウリにしていたり。

ご存知の通りおよそ150年前にいくつもの王国・公国を統一して誕生した現在のイタリアは、今も料理の地方色が豊か。そのため1つの料理でイタリアを語るのはなかなか難しいのですが、国旗色ということでピックアップしてみました。

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ピッツァ・マルゲリータ
【材料】 4人分
小麦粉(中力粉。強力粉、薄力粉の場合は、半々の分量を使用。ここでは150gずつ合計300g
ドライイースト 8g
塩 8g
水 150ml
オリーブオイル 10ml
トマトペースト(トマト缶のトマトをつぶし、温めて作ったトマトソースを使ってもよい)
モッツァレラチーズ100g(できれば味の濃い水牛モッツァレラ=モッツァレラ・ブッファーラ)
バジルの葉 適量

【作り方】
1.ボウルに、小麦粉とドライイースト、塩を入れて混ぜ、水を加えてよく混ぜる。

2.1にオリーブオイルを加え、よくこねる(スタンドミキサーがあると便利)

3.2がもっちりするくらいになったら、丸くまとめて、ラップをかけて1時間ほど発酵させる。

4.3が発酵してふくらんだら、1/4ほどをちぎって、それぞれ団子状に丸め、さらにテーブルの上で麺棒や手を使って丸くうすく延ばしていく。この状態で、30分ほどラップをかけてさらに発酵させる。

5.オーブンを予熱しておく。4にトマトソースを塗り、バジルの葉少々、うす切りしたモッツァレラチーズを並べて、オーブンの最高温度(250度くらい)で5分程度焼く。最後に残りのバジルを飾る。

ナポリの発祥店の動画です。

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