コシャリ|エジプト料理

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エジプトを代表するB級グルメ

炭水化物(ごはん)プラス炭水化物(パスタ)さらに豆という、いかにも腹持ちのいいエジプト特有の庶民派B級グルメ。

まるで日本の神戸のそばめしみたいなノリなのですが、コシャリの方はトマトソースがかかっているため、さわやかな酸味が味わえ、さらにフライドオニオンの香ばしい旨みで、こわいことに(笑)意外とサラサラ食べられてしまいます。

エジプトでコシャリを食べてはまった、という日本人もよく聞きますね。日本にいてもそろう食材ばかりですし、現地の味を再現するのは決して難しくありません。ただし健康のため、以下のレシピでは油分を減らしています。

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コシャリ Kushari レシピ 4人分
【材料】
ごはん 茶碗3杯
スパゲッティ(細めのもの。あとで食べやすいように半分に折る)60g
マカロニ(シェル型がかわいくておすすめ)60g
トマトソース(市販品なら400g×2缶)
ひよこ豆とレンズ豆
(生の豆は茹でておく。レンズ豆が手に入らなければ、ひよこ豆の入った市販のミックスビーンズ水煮缶で代用)160g程度
玉ねぎ(中) 1個
油(玉ねぎを揚げるのに使用。適量)

-以下お好みで-
レモン汁(またはビネガー)
とうがらし
クミンパウダー

【作り方】
下準備:お米を研いで水を切り、オリーブオイルでお米の少量を少しこげが付くまで炒め、他のお米と一緒に炊飯器で炊いておく。

1.トマトソースを作る(市販品でも可)。鍋にオリーブオイルを入れ、スライスにんにくを炒め、そこにトマト缶、塩、コショウ適量、好みで月桂樹の葉1枚、とうがらしやクミンパウダー適量を加えて、トマトをつぶしながら10分ほど煮る。
2.フライドオニオンを作る。玉ねぎを縦半分に切って三日月状になるべく薄切りにし、油で揚げる。最初は強火で、あとは弱火で玉ねぎを焦がさないように注意しながら、ゆっくりときつね色になるまで揚げ、クッキングペーパーで油を切る(玉ねぎを揚げたあとの油はとっておく)。
3.スパゲッティとマカロニを茹でる(茹で汁を少しとっておく)。
4.3を茹でている間、ボウルにごはんを入れ、豆を混ぜる。このとき、玉ねぎを揚げた油を大さじ2程度、一緒に混ぜる。
5.お皿に4を盛り、その上に茹で上がったスパゲッティとマカロニを乗せ、スパゲッティの茹で汁を少しかけ、さらにトマトソースをかけて、フライドオニオンをトッピングする(好みで、ごはんとスパゲッティ&マカロニをあらかじめ混ぜたり、フライドオニオンの上にトマトソースをかけてもよい)。
6.お好みでレモン汁をかける。

ご参考までに、以下はエジプト・カイロの有名コシャリ店「Abou Tarek」を取材したCNNの映像です(ここへ行ったことありますが、おじさんたちの憩いの場というか日本でいうラーメン屋のような風情でした(笑)。

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