エジプト料理

エジプト国旗 エジプト・アラブ共和国  Arab Republic of Egypt | アフリカ

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伝統料理の多彩な、古い歴史を持つ国

紀元前3000年にはすでに中央集権国家を形成し、古代ギリシャの歴史家ヘロドトスをして「エジプトはナイルの賜物」と言わしめた、歴史の国エジプト。オスマントルコやイギリス統治時代を経て、地中海や中近東諸国に共通した料理とともに、今もエジプトならではの伝統料理が残っています。
※エジプトを地図の便宜上アフリカに区分していますが、文化的には中東に属します。
↑コシャリ
エジプト地図 エジプト

エジプトの夕食は、他の地中海や中東諸国と同様にボリュームたっぷり。たとえば、マッザと呼ばれる前菜やエイシというパンにはじまり、モロヘイヤのスープに、紅海でとれたガンバリ(エビの一種)の姿焼き、豪快なファッタ(平らなパンの上にライス、肉などを重ねてオーブンで焼いた料理)、そして蜂蜜とバター、クリームたっぷりのデザート…。エジプトのベリーダンサーたちが恰幅よいのもわかります(笑)。

エジプトならではの伝統料理で、まず最初にあげられるのが鳩料理。カイロのケンタッキーフライドチキンには”ピジョン”というメニューがあるとかないとかいわれるほど(?)、エジプト人は鳩をよく食べます。

円錐形の特別の小屋で育てた養殖の食用鳩を用い、まるごとの鳩にライスを詰めてオーブンで焼いたハマム・マハシなどがポピュラーな調理方法です。

ほかに代表的なB級グルメのコシャリ (ひよこ豆やレンズ豆、マカロニとご飯にトマトソースかけ、混ぜながら食べる料理。上写真)。またファラオの時代からの歴史があるともいわれるフール・ミダミス(そら豆の煮込み料理)や、ターメイヤ(乾燥そら豆をつぶしてスパイスで味付けして揚げた料理)なども、エジプトならではの料理。

ムサカァ(=ムサカ。なすとひき肉の重ね焼き)やシシカバブ、クスクスなど、他の地中海諸国の料理もあります。クスクスはエジプトでは、砂糖をかけたりしてデザートとして食べることもあります。

ところで、エジプトはビールの発祥地。古代エジプトで、貴族たちは朝食にパンとビールを食していたといいます。当時のビールは、エンマー小麦、大麦、なつめやし、香辛料入りのパンなどいろいろな材料を発酵させたもの。そのうちエンマー小麦を使って古代エジプトのビールを日本で復元したホワイトナイルが市販されています。

エジプト料理の写真


鳩料理ハマム・マハシ

エジプト料理のレシピ

コシャリ|エジプト料理 レシピ|e-food.jp
コシャリは、炭水化物(ごはん)プラス炭水化物(パスタ)さらに豆という、いかにも腹持ちのいいエジプト特有の庶民派B級グルメです。
エジプト料理レシピ集|世界の食|e-food.jp
エジプト料理のレシピ集です。

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