ニジェール共和国 Republic of Niger | アフリカ
サハラ砂漠に広がる国土の料理
アフリカのサハラ砂漠に位置し、アルジェリアやマリ、ナイジェリアなどと国境を接する国、ニジェール。国土の2/3が砂漠。国名はそこを流れるニジェール川(ニジェールはラテン語で”黒い”の意味)にちなんだもので、1960年に独立するまではフランス領西アフリカの一部でした。人口のおよそ80%がイスラム教徒です。
↑キリシ
ニジェールの料理は、他のもとフランス領西アフリカの国々と同様、とうもろこしや米、キャッサバ、ヤムいも、雑穀を主食に、ピーナッツペーストやトマトソース、オクラなどを使ったごった煮のようなシチューが中心です。
また、肉料理も多く、羊肉や牛肉を内臓と一緒に焼いたナマ(ハウサ語でそのまま”肉”の意味)も食べます。ナマはとうがらしやにんにくなどのスパイスを混ぜた塩をつけていただきます。またビーフジャーキーのようなキリシ(上写真)という料理もあります。
味は全体的に辛くてスパイシーで、都会ではレタスを使ったヨーロッパ風のサラダなども浸透していますが、田舎では料理は母から娘に伝承されていき、文章で残された記録が少ないといいます。そういった国はアフリカに多いはずですが、ニジェールでも、それが料理が海外にあまり紹介されない理由のひとつになっていると思われます。
ニジェール料理の写真
ナマ
ニジェール料理のレシピ

カーキリ|ニジェール料理 レシピ|e-food.jp
クスクスやヨーグルト、スパイスを使ったカーキリは、中東や北アフリカの影響がうかがえるお菓子です。

ニジェール料理レシピ集|世界の食|e-food.jp
ニジェール料理のレシピ集です。