ポーランド共和国 Republic of Poland | ヨーロッパ
ドイツなどの影響を受けたスラブ系料理
ポーランドの料理は、周辺のロシアやウクライナ、ドイツの影響を受け、また酸味を好むスラブ料理の特徴を受け継いでいます。
↑ビゴス
ポーランドのギョーザとでもいえるピエロギ(レシピ)は、ロシアのペリメニにちょっと似ていますが、歴史を遡ると、中国の餃子にルーツを持つという説もあります。ポテトと甘いカッテージチーズの具が、とりわけポーランド人の好みのようです。また、ピエロギにはアップルソースを添えることも。
ピエロギに似た料理で、クレープ状の皮に具を包んで揚げたナレシニキや、サワークラウトや肉、きのこなどを煮込んだビゴス(上写真)も代表的なポーランド料理です。
また、ポーランドでは豚肉が好んで食べられています。ケウバサ(キルバーサ)と呼ばれるソーセージもポピュラー。スパイスが効いた香ばしくおいしいソーセージで、ニューヨークのグリーンポイントというポーランド人街では、通りのあちこちに、天井から丸く縛って吊るしたキルバーサを売る専門店を見かけます。
スープ(ポーランド語でズパもしくはズッパ)にもいろいろなバリエーションがあります。ロシア風なビーツ(西洋赤カブ)のボルシチやチキン・ヌードル・スープ、ビーツやマッシュルーム、麦、キャベツにハーブのデイルをちらしたクリーミーな白いボルシチなどが代表的です。
ポーランドのお酒の代表格は、ウォッカ(ポーランド語でwodka ヴートカ、ロシア語でводка ヴォートカ)。ウォッカをハーブで香りづけしたジュブルフカ(通称ズブロッカ)が有名で、中には、アルコール度数が50度もあるものも。ほかに、ドイツが近いせいか、ビールも人気です。
ワインは、以前は北限を越えているとされ造られていませんでしたが、最近は地球の温暖化の影響で、デンマークなどと同様、ワインも造られるようになりました。
ポーランド料理の写真
ピエロギ
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ビゴス | コトレット ミシリフスキ(猟師風カツレツ) |
ポーランド料理のレシピ

