魚の炊きこみごはん
パリ-ダカールラリーの終着点(現在は南米で開催)としても有名な、旧フランス領の国セネガル。かつてジョロフ王国を築いたウォロフ人が人口の約半分を占め、その料理は時に、アフリカの中でもっとも洗練されていると評されています。
その洗練されたウォロフの料理の中でも、西アフリカ全域にあるジョロフライス(=ウォロフ人のごはん)の原型として評価が高く、セネガル人に愛されているのが、豊富な魚を使ったこのチェブジェン(チェブ=ごはん、ジェン=魚の意味)です。ユネスコ無形文化遺産にも登録されました。
ちなみにジョロフライスは、現在ではガーナやナイジェリアなど西アフリカ全体に広まっており、チェブジェンの方も名前を変えたバリエーションが西アフリカ各地で食べられています。
チェブジェン Thieboudienne レシピ 4人分
【材料】
魚 400g タラなど白身魚がよい
米 2カップ 洗って水気を切っておく
キャベツ 半個 食べやすい大きさにカット
にんじん 1本 皮をむいて食べやすい大きさにカット
かぼちゃ 80g 食べやすい大きさにカット
かぶ 2個 皮をむいて食べやすい大きさにカット
玉ねぎ 半個 みじん切り
にんにく 1かけ すりおろす
とうがらし粉 小さじ1
パセリの葉 少々 みじん切り
油 適量
塩 少々
こしょう 少々
水
【作り方】
1.ボウルにすりおろしたにんにく、塩、こしょう、とうがらし粉、パセリの葉を入れてよく混ぜる。
2.魚に切り込みを入れ、1を塗る。
3.なべに油をひき、玉ねぎを透き通るまで炒める。
4.3に魚を加え、水、キャベツ、にんじん、かぼちゃ、かぶ、塩、こしょうを入れて45~1時間ほど煮込む(最初中火で、沸騰したら弱火で)。
5.一度、魚、野菜類を取り出して、煮汁の中に米を入れ、ふたをして15分ほど炊き込む。
6.お皿の上に炊いたごはんを盛り、魚と野菜類を添える。
以下はセネガルでのチェブジェンの作り方。かなりローカルなキッチンですが、現地の雰囲気を感じながら参考になさってみてください。
