サマルカンド・プロフ|ウズベキスタン料理

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肉とにんじんのシンプルなプロフ

シルクロードの中継地として、古くから栄えた都市が点在するウズベキスタン。中でも、中央アジア最大のモスクであるビビハニム・モスクの美しい青色が印象的なオアシスの都市サマルカンドは、その中心的な存在です。

ウズベキスタンにはプロフ(ピラフ)だけで1冊の本になるくらい、たくさんの種類があります。今回ご紹介するサマルカンドの”ご当地”プロフは、具が肉とにんじん、玉ねぎだけのシンプルなもの。また、プロフは、肉と野菜のスープで米を炊き込むことが多いのですが、サマルカンド・プロフは、ごはんと具を別々に作ってあとで混ぜるスタイルです。

ちなみに、現地では黄色いにんじんを使います。オレンジ色のにんじんもあるのですが、「黄色い方が色がきれいだから」とは、サマルカンドで料理を教えていただいたウズベク人女性談(→黄色いにんじんを使ったサマルカンド・プロフの写真とリポート)。味は日本のにんじんとほぼ一緒でした。

ウズベキスタン料理
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サマルカンド・プロフ Samalkand Plov レシピ 4人分
【材料】
羊肉または牛肉 200g 角切り
米(長粒のバスモティ米)500g 洗って水気を切っておく
にんじん 1本と半分 細切り
玉ねぎ 2個 薄切り。1/4個ほど残して、トッピング用のフライドオニオンを作る。
クミン 少々(粉状でもまるごとでもよい)
黒こしょう 少々
塩 少々
植物油 適量
水 1リットル

【作り方】
1.鍋にお湯をわかして塩大さじ1を入れ、米を10分ほどゆでる。ゆであがったら水気を切っておく。
2.別の鍋で肉とにんじんをゆで、鍋から引き上げて塩小さじ1、クミン、黒こしょうで味付けする。
3.フライパンに植物油を入れて熱し、玉ねぎをきつね色になるまで炒める。トッピング用に玉ねぎを1/4ほど残して引き上げ、油を足して残りをさらに茶色くカリカリになるまで揚げる。
4.3に肉、にんじん、玉ねぎを混ぜる。
5.4を炊いた1のごはんに軽く混ぜる。お好みで熱した植物油を加えて混ぜる。
6.5をお皿に盛り、フライドオニオンをトッピングする。

ウズベキスタンでの大量に作るプロフの動画です。

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