フィッシュケーキ|英国・セントヘレナ料理

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マグロとじゃがいも、スパイスを使ったセントヘレナの味

バミューダ諸島に次ぐ英国で2番目に古い海外領土であり、ナポレオンの流刑地としても知られるセントヘレナ島。南大西洋に浮かぶこの絶海の孤島は、1502年にインド亜大陸へ向かう途中でポルトガル人によって発見されたときは無人島だったといいます。スエズ運河が開通する前には約4世紀にわたって、ヨーロッパからアジアへ往復する船の航海中の重要な中継地でした。人口約6000人。地理区分は最も近い大陸であるアフリカに属します。


↑セントヘレナは独立国ではないが、アセンションおよびトリスタンダクーニャとともにISO 3166-1による独自の国コード(SHN)を持ち、切手も発行している。

セントヘレナへは2017年に南アフリカのヨハネスブルクから定期就航便が飛ぶようになり、クルーズ船が立ち寄ることがあるためツアーに組み込まれることも。ナポレオンが好んだという同島産の高品質なコーヒーが日本にも輸入されています(大変高価ですが、一時期スターバックスのメニューにもなっていました)。

セントヘレナの主な経済活動は漁業および缶詰工業。魚料理が豊富で、歴史の中でこの島に関わってきた英国人や中国人、マレー系らの影響を受けています。特にマグロとじゃがいも、スパイスを使ったマグロのフィッシュケーキがセントヘレナの味として特色があるように思います。

セントヘレナ・フィッシュケーキ Fishcakes レシピ

【材料】

4人分

マグロ 250g
じゃがいも 300g
玉ねぎ(小) 1個 細かく刻む
タイム ひとつまみ
卵 1個
パセリ 大さじ1/2 みじん切り
スパイス 小さじ1(ここではガラムマサラを使用)
ベーコン 1 薄切り
塩 少々
とうがらし 1本(みじん切り)
パプリカ粉 大さじ2と 1/2
塩 大さじ2
ガーリックパウダー 大さじ2
黒こしょう 大さじ1
オニオンパウダー 大さじ1
カイエンペッパー 大さじ1
乾燥オレガノ 大さじ1
ドライタイム 大さじ1

【作り方】

1.じゃがいもの皮をむき、軽く塩水で柔らかくなるまで煮る。 水を切り、すりつぶし、冷ましておく。
2.魚に火を通し、ナイフで細かく切る。 マッシュポテトを加える。
3.フライパンに大さじ2の食用油を入れ、中火で加熱する。
4.3に玉ねぎ、パセリ、タイム、スパイス、塩、唐辛子、ベーコンを入れ、軽く焦げ目がつくまで炒める。
5.4を冷やし、魚とマッシュポテトに加える。 さらに卵を加えて混ぜる。
6.厚さ約1~2cm、直径約8cmの丸い手でフィッシュケーキを形成する。
7.フライパンに大さじ2の食用油を入れて中火にし、フィッシュケーキの両面をきつね色になるまで焼く。

セントヘレナ・フィッシュケーキの作り方手順(現地動画)

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