西アフリカの青バナナのフライ
第1次世界大戦前はドイツ領で、その後フランスとイギリスに委任統治時代を経て、1960年に独立した歴史を持つ西アフリカの国トーゴ。ワールドカップにも出場したサッカーの強い国としても知られています。
赤坂のトーゴ料理店「エコ・ロロニョン」のシェフによると、フライド・プランテン(青バナナのフライ)はスナックみたいなもので、必ずしもトーゴを代表する料理ではないそうですが、作りやすいのでここにご紹介します。
他の西アフリカやカリブ諸国でもポピュラーな食べ物です。
プランテンが手に入らなかったら、代わりに普通のバナナでもいいの?と聞くと、現地出身の方からは、ダメよといわれます(笑)。甘いバナナとプランテンは形は似ているけれど、別ものだから、ですって。揚げたバナナはそれはそれでおいしそうなのですが…。たしかに食べると、味はバナナというよりイモ類に近いです。

トーゴ料理
トーゴ共和国 Republic of Togo | アフリカドイツやフランスの影響も受け継ぐ国西をガーナ、東をベナンにはさまれた西アフリカの国トーゴ。伝統的な食...
フライド・プランテン
【材料】
プランテン1~3本(人数分。なるべく太く長い実のもの)
塩、砂糖(それぞれ半々)
油
【作り方】
1.プランテンの皮をむき、包丁で食べやすい厚さに切る。
2.塩と砂糖を混ぜたものを用意し、1をまぶす。
3.2を油できつね色よりやや焦げたくらいに揚げる。
また以下は、トーゴの屋台でよく見かけるという、”グリルド・プランテン”の作り方です。
グリルド・プランテン
【材料】
プランテン(なるべく太く長い実のもの)、
カイエンペッパー
【作り方】
1.皮をむいたプランテンにカイエンペッパーをふりかけ、炭火で柔らかくなるまで焼く。もしくは、オーブンで6-8分焼いてもよい。