チキンカブリ マスカットスタイル|オマーン料理

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マイルドな味付けの炊き込みご飯

アラビア半島の東南にあるオマーン王国は、アラブ料理のほか、インドなど南アジアの出稼ぎ労働者らがもたらした料理がポピュラー。このチキンカブリも、Kabouliの名が示す通りアフガニスタン(首都カブール)から伝わった料理だと想像できます。

ただし、アラブ人は辛い料理があまり得意ではないようで、とうがらしやスパイスは全般的に控えめ。オマーンの首都マスカットの名を冠しているだけに、このオマーン版チキンカブリも、味付けがマイルドにアラブナイズされています。いうならば炊き込みご飯の一種ですし、日本人にとってもなじみがあって食べやすいはずですよ。

オマーン料理
オマーン国 Sultanate of Oman | 中東アラブ料理+インド料理が浸透アラビア半島の東南の端、ペルシャ湾の入り口という重要なロケーションに位置する...

チキンカブリ・ マスカットスタイル Chicken Kabouli Muscat Style 4人分
【材料】
鶏肉 500g
バター 大さじ1
ひよこ豆 カップ半 缶詰(ゆでたもの)
玉ねぎ 半個 薄切りにしてサラダ油できつね色になるまで揚げておく
レーズン 大さじ2 黄色いサルタナ・レーズンがよい
シナモン 1本 スティック状のもの
カルダモン 小さじ1/3
クローブ 小さじ1/3
サフラン 少々
ローズウォーター 大さじ1 サフランを溶かしておく
コリアンダーシード ひとつまみ
クミン ひとつまみ
固形コンソメ 1個
黒こしょう 少々
水 1リットル
米 カップ1
サラダ油 適量
塩 少々

【作り方】
1.鍋に水を入れてわかし、鶏肉、シナモンスティック、カルダモン、クローブ、コリアンダーシード、クミン、黒こしょう、塩、固形スープの素を加えて30分ほど熱し、スープを作る。
2.1から1カップ半のスープを取り、別の鍋に移してお米を10分ほど途中まで炊いておく。
3.フライパンにバターを溶かし、1から取り出した鶏肉、ひよこ豆を炒める。
4.別の鍋に鶏肉、ひよこ豆、2のごはん、ローズウォーターで溶かしたサフラン、レーズンを乗せてふたをし、5分ほど中火で熱してごはんを完全に炊く。
5.お皿に4を盛り、フライした玉ねぎを乗せる。

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