中国で移住・定住を繰り返してきた漢民族の一支流で、台湾や東南アジアにも渡った客家(ハッカ)の代表的な料理。客家釀豆腐ともいいます。客家語ではギョンテウフーと発音しますが、ニャンドウフ、ヨントーフともいい、東南アジア各地にバリエーションが伝わりました。
私は広東省の客家の街、恵州市のレストランで初めて釀豆腐を食べたのですが、とてもおいしかった覚えがあります。
彼らによると、釀豆腐は彼らが北部の麦作地帯を追われて南部の米作地帯に移り住んだときに、正月用の餃子を小麦ではなく豆腐で作ったことから生まれた料理なのだとか。豆腐は彼らの大好物で、旧暦12月には豆腐を揚げて独特の油揚げを作る習慣があるそうです。

中国料理
中華人民共和国 People's Republic of China | アジア広大な国土に地域ごとの特色ある料理ヨーロッパ料理とひと言でくくれないよ...
釀豆腐 レシピ
【材料】
4人分
木綿豆腐 2丁 4等分または6等分に切り、それぞれ中央をスプーンでくり抜きくぼみを作っておく。<肉あん>
豚ひき肉 100g
干しえび 大さじ1 水に入れて戻し、みじん切り。戻し汁はあとで使うので取っておく。
青ねぎ 2本 輪切り。1本分はトッピング用に。
しょうゆ 小さじ1
こしょう 小さじ1/2
ごま油 少々
片栗粉 小さじ1/4
水 大さじ1
植物油 少々<スープ>
オイスターソース 大さじ1
紹興酒 小さじ1/2 日本酒でもよい。
砂糖 小さじ1/2
片栗粉 小さじ1/2 水で溶かしておく。
水 100ml
ちんげん菜 1わ
豚ひき肉 100g
干しえび 大さじ1 水に入れて戻し、みじん切り。戻し汁はあとで使うので取っておく。
青ねぎ 2本 輪切り。1本分はトッピング用に。
しょうゆ 小さじ1
こしょう 小さじ1/2
ごま油 少々
片栗粉 小さじ1/4
水 大さじ1
植物油 少々<スープ>
オイスターソース 大さじ1
紹興酒 小さじ1/2 日本酒でもよい。
砂糖 小さじ1/2
片栗粉 小さじ1/2 水で溶かしておく。
水 100ml
ちんげん菜 1わ
【作り方】
1.肉あんを作る。ボウルに豚ひき肉、干しえび、青ねぎ1本分の輪切りと調味料類、片栗粉、水を入れてよく練る。
2.1の肉あんを大さじ1程度ずつとうふに詰めていく。
3.フライパンに油少々をしき、2の豆腐の表面の各面をそれぞれ少し焦げ目がつくくらいに焼いていく。
4.ボウルの中に水、オイスターソース、紹興酒、砂糖、干しえびの戻し汁を入れて混ぜる。
5.土鍋にちんげん菜を敷き詰め、3の豆腐を並べる。
6.5に4のスープを加え、ふたをして沸騰させる。弱火にしてさらに5分煮る。
7.6にとろみづけの片栗粉を溶かした液を加えて混ぜる。お皿に盛り、トッピング用の青ねぎをちらす。
釀豆腐の作り方手順(現地動画)
客家人の料理人さんがレクチャーする釀豆腐です。