イスラム教徒に人気の朝食
ミンダナオ島は、フィリピンでは少数派のイスラム教徒が多く住む島。ミンダナオ島沖のスールー諸島に15世紀に成立したイスラム教の国・スールー王国は最盛期にはミンダナオ島・パラワン島・ボルネオ島北部(サバ州)を統治していました。特にミンダナオ島南部は、フィリピン諸島のほとんどを植民地にしたスペインですら力が及ばなかったほどイスラム勢力の強い地域でした。
↑ミンダナオ島の民族楽器と民族文様の布。文様と同様、バナナの葉にごはんとおかずを乗せる「パスティル」もボルネオ島北部の食文化と共通しているように思える。フィリピン発行。
蒸したご飯をバナナの葉で包み、乾燥させた細切りの牛肉、鶏肉、または魚を入れて作る「パスティル(パテル)」は、ミンダナオ島の特にイスラム教徒の間人気の料理。安価な朝食として屋台でよく売られています。

フィリピン料理
フィリピン共和国 Republic of the Philippines | アジアマレーやスペイン、中国の影響を受けた料理大小合わせて7000以上の島からなる...
パスティル Pastil レシピ
【材料】
2人分
鶏むね肉(牛肉や魚でもよい) 250g
玉ねぎ 1/2個(みじん切り)
にんにく 2かけ(みじん切り)しょうゆ(あれば濃口) 大さじ2と1/2
酢 大さじ1
砂糖 小さじ1
塩 少々
黒こしょう 少々
植物油 大さじ2バナナの葉 2枚(コンロで軽くあぶっておく。なければアルミホイルを使用)
ごはん(もち米でもよい) 適量
玉ねぎ 1/2個(みじん切り)
にんにく 2かけ(みじん切り)しょうゆ(あれば濃口) 大さじ2と1/2
酢 大さじ1
砂糖 小さじ1
塩 少々
黒こしょう 少々
植物油 大さじ2バナナの葉 2枚(コンロで軽くあぶっておく。なければアルミホイルを使用)
ごはん(もち米でもよい) 適量
【作り方】
1.鶏むね肉をお湯でゆでて、細かく手で裂く。
2.フライパンに植物油をひき、玉ねぎとにんにくを香り立つまで炒める。
3.2に1の裂いた鶏むね肉を混ぜ入れ、しょうゆ、酢、砂糖、塩、黒こしょうを加えた味付けする。10分煮込む。
4.バナナの葉にごはん(1人分150gくらい)を乗せ、3を乗せて包む。
お好みできゅうりの薄切りや半分に縦切りしたゆでたまごを添えます。