バイン・ベオ|ベトナム・フエ料理

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米粉の皮で作る古都フエの宮廷料理

かつてグエン王朝の首都が置かれ、歴史的建造物がユネスコの世界遺産にも登録されているベトナムの古都フエ。バイン・ベオは、米粉の皮を使い、水面に浮かぶ小さな水草(ベオ)を表現したというフエの典雅な宮廷料理です。

現地ではひとつひとつ小皿に入れることもあるのですが、そんなに同じ小皿をたくさん持っている家庭も少ないと思うので(笑)、マフィン型を使って生地を一度に作れるレシピを考えてみました。

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バイン・ベオ Banh Beo レシピ

【材料】

4人分

<生地>
米粉 150g 上新粉でもよい。
片栗粉 50g
塩 小さじ1/2
水 250ml
お湯 500ml 60~70度くらいがよい。植物油 適量 型に塗るための油。<具材>
干しえび 30g 水で戻しておく(戻し汁は取っておく)。
小えび 100g お湯でゆでておく。
青ねぎ 25g
植物油 大さじ2
フライドオニオン 適量
豚の脂身 適量 お好みで。フライパンなどで熱して脂分を取り除き、からっとしたフライにしておく。
にんじん 1本 皮をむいてみじん切り。酢と砂糖を混ぜた液に漬けておいてもよい。

<ソース>
干しえびのだし 1/4カップ 具材の戻し汁を使う。
ニョクマム(魚醤) 大さじ2
砂糖 小さじ2
鷹の爪 1/2本 みじん切り
レモンまたはライムジュース 大さじ2 酢でもよい。

【作り方】

1.具材の青ねぎと植物油を炒めてねぎ油を作る。
2.ソースの材料をボウルに入れて混ぜ合わせておく。
3.生地の材料の米粉、片栗粉、塩をボウルに入れて混ぜ、水250mlを加えてまた混ぜ、60~70度のお湯500mlを加えてさらに混ぜる。
4.マフィン型(6ヶ取り、12ヶ取りなどが便利)、または小皿や浅めのプリン型をたくさん用意してそれぞれに油を塗り、3の生地をよく混ぜてから大さじ1ずつ流し込む。
5.オーブンの天板に水を張って200度に予熱し、4の生地を固まるまで6分程度蒸す。
6.小皿の場合はそのまま、マフィン型、プリン型の場合は小さなゴムベラで5の生地をそっとはがして型から取り出し、大皿に並べる。
7.6にねぎ油、小えび、干しえび、豚の脂身のフライ、フライドオニオン、にんじんをトッピングしていく。

豚皮の代用に豚肉の脂身をカリっと揚げて乗せると、いっそうおいしくなります。

バイン・ベオの作り方手順(現地動画)

ベトナムのこの方もマフィン型を活用されていました(笑)。

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