フラムクーヘ(タルト・フランベ)|フランス・アルザス料理

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焼きピッツァのようなアルザスのタルト

アルザスは、フランスでありながら文化的にはドイツ圏という、仏独の政治的思惑に翻弄された歴史を持つ地方。しかし食に関しては、ワインもビールもおいしいなど両国のいいとこ取り。アルザス語でフラムクーヘ、フランス語でタルト・フランベというこのタルトは、発酵の必要がなく日本の魚焼き器でも焼ける気軽に楽しめる料理です。

薄焼きピッツァのような見た目ですが、ピッツァのように生地を発酵させる必要がないのでその分手間がかかりません(ただし生地を寝かせる時間はかかります)。こんがりとおいしく焼くには、ピッツァ同様、日本のコンロについてくる火力の強い魚焼き器が威力を発揮します。

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フラムクーヘ Flammekueche(タルト・フランベ Tarte Flambee)レシピ

【材料】

2枚分

<生地>
強力粉 80g ふるっておく
薄力粉 80g ふるっておく
塩 ひとつまみ
水 100ml
オリーブオイル 小さじ1<具材>
フロマージュブラン 100g なければヨーグルトで代用。
生クリーム 100ml
玉ねぎ 100g 薄切り。
ベーコン 100g 薄切り。1~1.5cm程度にカット。
塩 少々
黒こしょう 少々
ナツメグ ひとつまみ

【作り方】

1.ボウルに強力粉、薄力粉、塩を入れて混ぜ、水とオリーブオイルを加えて打ち粉をしながらよくこねる。ラップをかけて20分程生地を休ませる。
2.別のボウルにフロマージュブランと生クリームを入れてよく混ぜておく。
3.1の生地を2等分し、打ち粉をしながら麺棒で円形または楕円形に薄くのばす(魚焼き器で焼く場合は庫内の大きさに合わせる)。
4.3の全体に2をスプーンの裏側を使って塗り、その上に玉ねぎとベーコンをちりばめ、塩、黒こしょう、ナツメグをふりかける。
5.最大温度に予熱した魚焼き器またはオーブンで4を8~10分、生地のふちが少し焦げるくらいに様子を見ながら焼く。

りんごとシナモン粉などの具材でデザート仕立てにもできます。

フラムクーヘ(タルト・フランベ)の作り方手順(現地動画)

現地のベテラン・シェフの作る本格派です。

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