特産品であるにんにく風味の揚げ物
ミゲル・デ・セルバンテスの小説『ドン・キホーテ』には、舞台となるカスティーリャ・ラ・マンチャ地方のたくさんの郷土料理が登場します。
理想を追い求めすぎて少々、堅苦しい老人ドン・キホーテと対照的に、お供のサンチョ・パンサが大らかでおいしいものに目がない性格として描かれているのですが、小説の中の食べものの言及はこのサンチョ・パンサが担っていて、スペインでは小説に登場する料理のレシピ本も出版されているほどなのです。
有名なマンチェゴチーズや、特産のにんにく、羊・山羊をたっぷりと使った素朴な田舎料理…。特産品であるにんにく風味の揚げ物マタハンブレも、そんな『ドン・キホーテ』のレシピ本に掲載されていた料理でした。ネットで情報を探してもあまり出てこないので、古典料理ななのか、もしくは極めてローカルな料理なのかもしれません。
固くなった余り物のパンの有効利用としても使えそうな料理です。

スペイン料理
スペイン Spain | ヨーロッパそれぞれの州が個性豊かな食文化を育む国スペインの料理は州や地方によって違いが見られ、それぞれが個性豊かな食文化を育んでいます...
マタハンブレ Matahambre レシピ
【材料】
2人分
にんにく 3かけ みじん切り
たまご 2個 割りほぐしておく。
パンまたはパン粉 150g 固くなったパンでよい。細かくちぎっておく。
パセリ 大さじ1 みじん切り。
塩 少々
こしょう 少々
植物油 適量 オリーブオイルを少し混ぜてもよい。
たまご 2個 割りほぐしておく。
パンまたはパン粉 150g 固くなったパンでよい。細かくちぎっておく。
パセリ 大さじ1 みじん切り。
塩 少々
こしょう 少々
植物油 適量 オリーブオイルを少し混ぜてもよい。
【作り方】
1.ボウルににんにく、たまご、ちぎったパン、パセリ、塩、こしょうを入れて混ぜる。
2.フライパンに多めの油を入れ、1の生地をスプーンですくって入れる。きつね色になるまで揚げる。
3.キッチンペーパーで2に油分を吸い取り、お皿に盛る。
固くなったパンも細かくちぎって使えます。