ブラフ|ギュイヤンヌ(フランス領ギアナ)料理

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仏領ギアナの魚を使った郷土料理

南米大陸の北東部にすでに独立したガイアナ(旧英領ギアナ)、スリナム(旧オランダ領ギアナ)と並んで位置するフランス領ギアナ(ギュイヤンヌ)。17世紀からフランスが植民地化を開始し、現在は先住民のインディオとフランス人のほかブシネンゲ(ブッシュネグロ)と呼ばれるアフリカから連れてこられた奴隷の子孫や、ブラジル系、中国人、東南アジアのモン族の移民の人々が暮らし、料理にもそれらの文化の影響が表れています。

すっきりとした辛みが特徴的なスパイスのカイエンペッパーは、首都カイエンヌにちなんで名づけられました。

ブラフはそんなギュイヤンヌを代表する、魚を使った郷土料理のひとつ。フランス風のブーケガルニ(香草類)を用いながらも、現地の調理法で作るところが特徴的です。

ブラフ Blaff レシピ

【材料】

4人分

魚 500g ブリ、タイ、マグロ、タラ、メルルーサ(タラの近種)などの切り身。まるごとの魚のワタを抜いてぶつ切りにしてもよい。
ライム 2個 ジュースを絞る。レモンでもよい。
にんにく 3かけ みじん切り
玉ねぎ 1個 みじん切り
青ねぎ 3本 みじん切り
パセリ 1/2束 みじん切り
セロリ 1本 葉ごと使う。適当な大きさに切る。
月桂樹の葉 2枚
塩 大さじ1
こしょう 小さじ1
植物油 大さじ2
とうがらし 1本 あれば生とうがらし。カイエンペッパー小さじ1/2~1でもよい。
水 1リットルごはん 適量

【作り方】
1.魚にライムジュースをたっぷりとかける。
2.みじん切りしたにんにく、玉ねぎ、青ねぎ、パセリをまぶす(ぶつ切りの場合は魚の身にはさみこむようにする)。
3.鍋に水を入れてわかし、塩、こしょう、植物油、月桂樹の葉、とうがらし、セロリを入れて混ぜ、2と香草類を一緒に加えてふたをする。魚に火が通るまで煮る。

ごはんと一緒に食べます。

ブラフの作り方手順(現地動画)

仏領ギアナ観光局が発信しているブラフの作り方です。

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