今も受け継がれる世界の古典料理と、メソポタミアやエジプト、インダス、インカなど古代文明時代の歴史料理のレシピ集です。
北中米・カリブ料理レシピ ププーサ|エルサルバドル料理
エルサルバドル名物の「おやき」のようなスナック。肉や豆、チーズなどの具をとうもろこし粉の生地で包んで焼いた料理です。その起源はかなり古く、マヤ文明とピピル文明が栄えたメソアメリカで2000年以上の歴史があるともいわれています。
中東料理レシピ ツフ|古代メソポタミア料理
ツフはウクライナのボルシチによく似た古代メソポタミアのビーツのスープです。ボルシチは16世紀頃にスラブ民族の間で誕生したといわれていますが、国家喪失によって離散したユダヤ人を介し、長い年月をかけてウクライナに調理法が伝わったのかも、などと想像すると夢が広がりますね。
アジア料理レシピ インダス・カレー(レバーのターメリック煮)|古代インダス料理
今ではカレーに欠かせないとうがらしですが、15世紀以前のインド・パキスタン文明、インダス文明の時代には、とうがらしのない=辛くないスパイス煮込み(いわゆるカレー)が存在していました。使用するスパイスはターメリックと黒こしょうだけ。今日のインドカレーの祖先ともいえる素朴な"古代カレー"のレシピをご紹介しましょう。
