インドカレーの祖先ともいえる素朴な古代カレー
とうがらしの原産地はマヤ・アステカ、インカ文明が栄えた中南米大陸の高地。15~16世紀にスペインやポルトガルがアメリカ大陸を植民地化した際にヨーロッパに持ち帰り、世界中に広がりました。
今ではカレーに欠かせないとうがらしですが、15世紀以前のインド・パキスタン文明、インダス文明の時代には、とうがらしのない=辛くないスパイス煮込み(いわゆるカレー)が存在していました。
使用するスパイスはターメリックと黒こしょうだけ。今日のインドカレーの祖先ともいえる素朴な”古代カレー”のレシピをご紹介しましょう。
インダス・カレー(レバーのターメリック煮)レシピ
【材料】 4人前
・たまねぎ 小1個
・にんにく 1かけ
・鶏レバー 300g
・バター 適量
・ターメリック 20g
・黒こしょう 少々
・塩 少々
・小麦粉 適量
・水 適量
・生クリーム(飾り用) 少々
【作り方】
1.レバーを水につけて2時間ほど血抜きをし、牛乳につけて臭みを取る。ひと口大に切って水気を取り、塩、こしょう、小麦粉をまぶして、フライパンで油とバターできつね色になるまで両面を焼く。
2.別のフライパンにたまねぎのみじん切り、にんにくをバターでよく炒め、ターメリックを加えてからめる。
3.鍋を用意し、レバーの油を切って入れ、2とひたひたの水を加えて弱火で水気がなくなるまで約2時間、コトコトと煮る。
4.3をお皿に盛り、飾り用の生クリームをかけてできあがり。