長崎の卓袱料理のパイ
ぱすてぃ(パスティ、パスティ―)は、長崎の和・中華・西洋料理が混ざり合った卓袱料理(和華蘭料理)の一品として供される料理。語源はポルトガル語の「PASTA」といわれています。 パスティラ、焙烙(ほうろく)焼きということもあります。
卓袱料理は、鎖国時代に諸外国との交流の中で生まれ、独自の発展を遂げた長崎の郷土料理ですが、ぱすてぃは鎖国前後の江戸初期に記されたとされる『南蛮料理書』にも紹介されています。見た目は西洋的ですが、具はまさに和洋華の折衷です。
ところで、鶏肉を使うパイというと、モロッコのその名も「バスティラ」を思い出します。格子の模様も一緒ですしどこかで関連しているかもしれませんね。
↑モロッコのバスティラ。鶏肉入りの甘いパイ。もともとは鳩肉を使ったという。アラビア語にはpの発音がないため濁音でBastillaとなる。©Zouhir

日本料理
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ぱすてぃ Pasty レシピ
【材料】
4人分
鶏肉 150g 角切り
もやし 150g 洗っておく。
たまご 3個 ゆでて縦半分にカットしておく。
山芋または長芋 30g 皮をむいて乱切り。
しいたけ 2~3個 石突きを取って25gくらい。一口大にカット。
にんじん 小1/2本 一口大にカット。
きくらげ 2g 水でもどしておく。大きい場合は食べやすいサイズにちぎる。
ぎんなん 8個 水煮缶詰を使う。
鶏ガラスープの素 小さじ1/2
水 250ml
しょうゆ 小さじ1 あれば薄口しょうゆ
砂糖 小さじ1/2
日本酒 小さじ1/2
塩 少々
冷凍パイシート 1~2枚 1cmの幅に切っておく。
卵黄 1個分 溶いておく。
もやし 150g 洗っておく。
たまご 3個 ゆでて縦半分にカットしておく。
山芋または長芋 30g 皮をむいて乱切り。
しいたけ 2~3個 石突きを取って25gくらい。一口大にカット。
にんじん 小1/2本 一口大にカット。
きくらげ 2g 水でもどしておく。大きい場合は食べやすいサイズにちぎる。
ぎんなん 8個 水煮缶詰を使う。
鶏ガラスープの素 小さじ1/2
水 250ml
しょうゆ 小さじ1 あれば薄口しょうゆ
砂糖 小さじ1/2
日本酒 小さじ1/2
塩 少々
冷凍パイシート 1~2枚 1cmの幅に切っておく。
卵黄 1個分 溶いておく。
【作り方】
1.鍋に水と鶏ガラスープを入れてかき混ぜ、鶏肉、もやし、山芋(長芋)、しいたけ、にんじん、水で戻したきくらげ、ぎんなんを加えて野菜が柔らかくなるまで煮る。
2.1に砂糖、しょうゆ、日本酒、塩を入れて味付けし、ひと煮立ちさせる。
3.直径20cm前後の耐熱の深皿(小さめの深皿2つに分けてもよい)に2を入れて縦切りにしたゆでたまごを乗せる。
4.3のお皿の上に1cmの幅に切った冷凍パイシートを格子状に乗せ、余ったパイ生地をお皿のふちに乗せて軽く押さえる。
5.4のパイ生地につや出し用の卵黄を塗り、250度に予熱したオーブンでパイ生地がきつね色になるまで7~8分焼く。
ぱすてぃの解説(現地動画)
作り方ではありませんが、長崎の魅力を発信する和華蘭チャンネルさんの解説動画です。