ジョージア料理

 ジョージア Georgia |ヨーロッパ

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長寿の国の豊富な食材による料理

黒海とカスピ海にはさまれたコーカサス(カフカス)地方の国ジョージアは、かつて日本ではグルジアと呼ばれていましたが、2015年に呼び名を改める法律が成立しました。
首都はトビリシ。旧ソ連の一部で、ロシア、トルコ、アルメニア、アゼルバイジャンと国境を接しており、東方正教会のジョージア正教徒が国民の7割以上を占めます。温暖な気候に恵まれたジョージアは「カスピ海ヨーグルト」の生まれ故郷であり、長寿の国としても知られています。
↑ハチャプリ(アジャリア地方スタイル)
ジョージア地図 ジョージア

ジョージアは地理的・歴史的な経緯から大きく東西に分けられ、文化にも違いがあります。山脈の分岐点であるスーラミ峠を境に、西側がトルコの影響を受けた西ジョージア、東側がイラン(ペルシャ)の影響が強い東ジョージアに分けられます。

たとえば西ジョージアでは、とうもろこしのパンや、羊や牛肉よりも鶏肉や七面鳥の肉が好まれ、東ジョージアでは小麦粉のパンと、羊肉や牛肉が好まれます。

もちろん、ジョージア全般に共通した特色も少なくありません。主な料理は、ムツバディ(Mcvadi ケバブ=シャシリク)やトマトソースで野菜を煮込んだアジァブ・サンダリ、チーズの入った微発酵パンのハチャプリ、饅頭のようなヒンカリなど。ハチャプリは、落としたまごとバターの乗ったアジャリア地方のスタイル(アジャラ 上写真)をはじめ、さまざまなバリエーションがあります。

カスピ海ヨーグルトの発祥地だけに、ヨーグルト(ジョージア語でマツォニ)やチーズなどの乳製品もポピュラーです。

くるみや、新鮮な野菜をたっぷり使うことが特徴的で、ソ連時代にロシアの影響を受けて定着したと思われるザクースカ(前菜)には、いかにもヘルシーなさまざまな野菜料理が登場します。 それに果物も豊富。季節ともなればぶどうやざくろ、いちじく、アプリコット、すももなどがたわわに実ります。

また、ジョージアといって忘れてならないのはワイン。良質なワインの産地として古くから名を馳せ、日本にも輸出されています。クヴェヴリという素焼きした粘土製の卵型のような壷の中でワインの醸造・熟成・保存するのが特徴的です。

ジョージア料理の写真

ヒンカリ
ヒンカリ

ジョージア料理のレシピ

ハチャプリ|ジョージア(グルジア)料理 レシピ|e-food.jp
ハチャプリは、微発酵のパン生地に塩気のある白チーズなどの具を乗せたり包んだりして焼いた、ジョージアを代表する食べ物。ここではチーズを包んだ円形のイメルリ・ハチャプリを作ってみます。
グルジア料理レシピ集|世界の食|e-food.jp
グルジア料理のレシピ集です。

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