アルバニア共和国 Republic of Albania | ヨーロッパ
太陽の降りそそぐバルカン半島の国
アルバニアは、イタリア半島の東側、バルカン半島の南西部にあり、地中海のアドリア海に面した明るい太陽の降りそそぐ国。ギリシャや北マケドニア、コソボ(セルビアは領有権を主張)と国境を接し、かつては、ギリシャ文化を受け継いだ東ローマ帝国、そして、オスマントルコの領土でした。現在はヨーロッパでは珍しく、イスラム教徒が国民の半数以上を占めています。
↑タブ・コシ
アルバニアの料理には、バルカン半島の他の諸国と同じく、オスマントルコの影響が色濃く残っています。
たとえば、肉を串焼きしたシシケバプ(シシカバブ)や、ひき肉を丸めたコフテ(キョフテ)、パテ状の牛肉ロムステク(Romstek)といった中東風の肉料理。フィロ(薄いパイ生地)を使った、チーズや肉、野菜の重ね焼きのブレク(BourekまたはByrek)や、ピラフ(アラブの炊き込みご飯ではなく、アルバニアではご飯とチーズを使用)、ヨーグルトやサワークリームを添えたロースト肉も人気。
そんな中で、羊肉とヨーグルトをオーブンで焼いたタブ・コシ(上写真)は、数少ないアルバニア発祥の料理として、地元のアルバニア料理レストランの定番にもなっています。
また、オリーブやオリーブオイル、フェタチーズ、トマトなどの野菜が常食され、ギリシャと国境を接した南部では、ギリシャ料理に近い料理が食べられています。
また、トルコ式コーヒーや、ラク(Raki)と呼ばれる、アニスで香りづけした透明なぶどうの蒸留酒(ブランデー)など、アルバニアの飲み物にも、オスマントルコ時代の名残りが見られます。
アルバニア料理のレシピ

タブ・コシ|アルバニア料理 レシピ|e-food.jp
羊肉にヨーグルトをかけて焼くアルバニアのタブコシは、バルカン半島南部でよく見られる料理です。
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