サモア独立国 Independent State of Samoa | オセアニア
典型的なポリネシア・スタイルの料理
首都はアピア。風景はまさに先の歌の詞の通りで、元力士の小錦のルーツでもあるように体格のよい人が多い、のんびりとした常夏の島です。海岸地帯にはサンゴ礁が発達し、オランダやフランス、ドイツ、イギリス、アメリカなどの欧米人が島を訪れ、現在では国民のほとんどがキリスト教を信仰しています。
↑ファアパパ
サモアでポピュラーな食材は、ほかのポリネシアの島々と同様、タロいもやパンの木の実、ココナッツ、青バナナ、魚、豚肉や鶏肉など。調理法も典型的なポリネシア式です。
たとえば、ウム(Umu)という、地面に穴を掘って石を置いたオーブンを使った蒸し焼き料理や、オカ(Oka)というレモンジュースやココナッツクリーム、塩、オニオンでマリネした生の魚。
また、ウムを使ってタロいもとココナッツクリーム、たまねぎをタロいもの葉で包んで蒸し焼きしたルーアウ(Lu’au)、果物のポーポーとココナッツクリームで作った朝食用の温かいスープのSupoesi、しょうゆとしょうが、にんにく、たまねぎでマリネした牛肉と春雨を使ったサモア風の八宝菜スパサイ、塩漬け牛肉のポビ・マシマ(Povi Masima)といった料理があります。
また、オーブンで焼いたタロいもに、ココナッツクリームをカラメル色になるまで焦がした甘いソースをかけたFausiというデザートや、ココナッツと小麦粉で作るファアパパ(上写真)、シナモン風味のモチモチしたサモア風パンケーキのパンケケ、などもあります。
サモアならではのポピュラーな飲み物は、カヴァ(Kava)というコショウの木の根から作る、軽い鎮静作用のあるドリンク。ほろ酔い気分になるカヴァは、現地ではセレモニーや集会などの開始時によく飲まれます。
サモア料理の写真
パンケケ
サモア料理のレシピ

