バングラデシュ料理

 バングラデシュ人民共和国 People’s Republic of Bangladesh | アジア

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魚とごはんがポピュラーな食事

ベンガル湾に面し、インドとほとんどの国境を接する(一部はミャンマー)南アジアの国・バングラデシュ。デルタ地帯を形成している海岸地域は、しばしば川の氾濫に悩まされながらも豊富な水量と、肥沃な土壌に恵まれて、世界でも有数の人口密度の高い地域として知られています。

↑ショルシェ・イリシュ

バングラデシュ地図  バングラデシュ

「魚にお米をプラスすれば、ベンガル料理のできあがり」。しばしばこんな風に表現されるのは、バングラデシュのそんな地理背景のため。日本の食文化と似ています。

インドと同様、カレーがよく食べられていますが、バングラデシュではショルシェ・イリシュ(ヒルサ)という、バングラデシュの国魚でもある魚のカレーとライスがとても人気です。もちろん他にも食材は豊富で、肉、卵、野菜、豆(ダル)などさまざまなカレーも。

ほかには、チャパティと呼ばれる薄焼きパンや、ケバブ、コフタなど、インドと共通した料理も少なくありません。ちなみにベンガル料理とは、バングラデシュのほか、コルカタ(カルカッタ)を中心にしたインドの西ベンガル州の料理を含めてこう呼ばれるようです。 両者に特徴的なのは、マスタードオイルをよく使うことです。

ただしバングラデシュは、かつて”東パキスタン”と呼ばれていたくらいで、ヒンドゥー教徒の多いインドに対して、パキスタンと同様イスラム教徒の割合が多い国。そのため、食文化もインドの西ベンガル州とでは多少、違っているよう。

たとえばイスラム教の教義に則り、食肉加工されたハラルフードが発達しています。また、アルコール類はイスラム教では原則的に禁止されているので、牛乳入りの甘い紅茶”チャイ”や、新鮮なライムのソーダ、ココナッツ水がよく飲まれています。

また、バングラデシュの人々は甘いものが大好き。クリームやナッツ、サフランやシナモンで味をつけたお菓子がたくさんあります。ポピュラーなのは、”キール”と呼ばれる甘いライスプディングです。

バングラデシュでは、インドと同じようにしばしば右手の指を使って食事をします(ただし、都会に住む中流階級の人々はスプーンやフォークを使うことも)。その方がおいしいカレーもきっとさらにおいしくなりますので、ぜひお試しを。

バングラデシュ料理のレシピ

ベンガル・フィッシュカレー|バングラデシュ料理 レシピ|e-food.jp
クミンやターメリック、青とうがらし等で味付けした、シンプルなベンガル・スタイルの白身魚のカレーです。
バングラデシュ料理レシピ集|世界の食|e-food.jp
バングラデシュ料理のレシピ集です。

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