バーレーン王国 Kingdom of Bahrain | 中東
ナツメヤシの栽培と漁業が盛ん
ペルシャ湾に面した中東の王国バーレーン。1971年にイギリスから独立し、現在は欧米からのビジネスマンや観光客が多いため、お酒が飲める外国人向けのバーがあり、服装にもタブーの少ない、イスラム教国の中では比較的、オープンな国です。
↑マクブース
海に囲まれた島国であるバーレーンの伝統的な食材は、ペルシャ湾で採れる新鮮な魚をはじめ、肉とお米、そしてデーツ(ナツメヤシの実)。エビや魚や肉と一緒に供されるマクブース(Machbous。上写真)と呼ばれるスパイシーな味付けの炊き込みご飯、同じくムハンマーという甘い味付けのご飯、また羊ラム肉にお米や野菜、スパイスなどを詰めたグージという料理などがポピュラーです。
また、西アジア諸国にあるファラフェル(つぶしたひよこ豆を揚げたボールをピタパンに詰めたサンドウィッチ)や回し焼き肉のシュワルマ(ドネルケバブ)、また、サンブーサ(サモサ)などもよく食べられています。
他のペルシャ湾岸諸国と同様、バーレーンにはもインドやパキスタンから多くの労働者が出稼ぎに来ており、首都マナーマにはインド料理やパキスタン料理のレストランが少なくありません。
砂漠に囲まれたバーレーンは農牧地の面積が少なく、多くの食物を輸入に頼っています。農牧地では、ナツメヤシやバナナ、かんきつ類の果物、マンゴー、ザクロ、トマト、キュウリを栽培し、羊や牛を飼育していますが、ペルシャ湾沿岸では漁業が盛んです。バーレーンのナツメヤシ栽培は古い歴史を持ち、その実はジューシーで甘いと定評があります。
バーレーンでポピュラーなドリンクは、コーヒー。ローズウォーターやカルダモン、サフランで風味付けしたカフワ(Gahwa)と呼ばれるアラビア半島の伝統的なコーヒーがよく飲まれます。
バーレーン料理のレシピ

