トルコ料理

トルコ国旗 トルコ共和国 Republic of Turkey | 中東~ヨーロッパ

スポンサーリンク

オスマン帝国の栄華を受け継いだ料理

トルコ料理は、フランス、中華と並ぶ世界三大料理ともいわれています。
それは、建国から1000年という長命の国家であること。特に、600年続いたオスマン帝国時代の広大な領土の豊富で多様な食材、そして、王室の味覚を満足させるために磨かれたコックたちの腕で、世界に冠たる料理に洗練されていったためだと考えられます。

↑イスケンデル・ケバブ
トルコ全図 トルコ

トルコ料理というと、ケバブなどの肉料理を想像して、単調で脂っこいと敬遠する人もいます。しかし実際は、トマトやなす、きゅうりなどの野菜、ひよこ豆やレンズ豆などの豆類、ヨーグルト(ヨーグルトはトルコ語)、オリーブオイルなどを多用していて、非常に食材が豊かで、かつ健康的です。

トルコ料理で欠かせないのはまず、メゼと呼ばれる前菜で、ひよこ豆のペーストのフムスや、なすのペーストのババガヌーシュなどを盛ったお皿やスープが並び、食欲をそそります。ミント入りのエキゾチックなハンバーグキョフテは、アラブなどでは”コフタ”と呼ばれるもので、肉以外にも豆などいろいろな種類があります。

屋台のドネル・ケバブや、イスタンブールのガラタ橋で売られている名物のサバのサンドウィッチ、粘り気のあるトルコ風アイスクリームドンドルマなど、いわゆるB級グルメにもおもしろい料理がいろいろあります。

仲が悪いといわれるギリシャとは共通する料理があるのも興味深いところです。また、東欧にも、トルコの影響を受けたと思われる料理がたくさん見られます(これは、オスマン帝国時代の領土と深く関係しています)。

トルコ料理の地方色

トルコ地方の郷土料理にもおもしろいものがいろいろ。たとえばかつてオスマン帝国の首都でもあったことのある北西部ブルサの名物料理イスケンデルケバブ(上写真)や、シリア国境に近いアダナのスパイシーなアダナケバブなどです。

トルコの飲み物

トルコはイスラム教徒が多数を占める国ですが、初代大統領で今もトルコ建国の父として敬愛されるケマル・アタテュルクが、政教分離の象徴として、自ら飲酒したほど戒律の緩い国(ただし豚肉を食べる習慣はない)。

そのため国内ではワインやビールも作られています。マスカットの辛口の白ワインなどはおいしいことで知られます。

また、ラクというアニスで香りづけした、無色透明で、水を入れると白く白濁するお酒(別名”ライオンのミルク”。ギリシャでは”ウゾ”、中東などでは”アラック”と呼ばれる)や、粉を瀘さないどろっとしたトルコ・コーヒー、 チャイ、塩入りヨーグルト・ドリンクのアイランなども定番です。

トルコ料理の写真

メゼ
メゼ

トルコ料理のレシピ

イスケンデルケバブ|トルコ料理 レシピ|e-food.jp
イスケンデルケバブはトルコ北西部ブルサの名物で、19世紀末に発明者のイスケンデル・エフェンディ氏の名前に由来した料理。下地にパンのかけらを使うので、この料理だけでおいしい食事にもなります。
データベースエラー
データベースエラー

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました