ガイアナ協同共和国 Co-operative Republic of Guyana | 南アメリカ
ヨーロッパと南米、インドが混ざった文化を持つ国
世界遺産に登録されているギアナ高地のある、南米大陸の北東部の国ガイアナ。旧イギリス領時代に奴隷として連れてこられた西アフリカ系をはじめ、労働者としてやってきたインド人や中国人が今も多く暮らしているため、土着の料理に加えて、インド料理や中国料理もよく食べられています。

↑エッグ・ボール


ガイアナでは、ライ麦パンやキャッサバ、ヤムいも、また肉(ただし、ヒンドゥー教徒は牛肉を食べず、イスラム教徒は豚肉を食べません)、魚などの食材が定番です。イギリスのスコッチエッグの生地をキャッサバで作るエッグ・ボール(上写真)のようなヨーロッパとの折衷料理もあります。
また調理用バナナを粉にして作ったおだんご状のフーフー(西アフリカでもよく食べられている)、ロティと呼ばれる、インドの薄焼きパンに肉や豆の具の入った汁なしカレーをサンドしたスナックや、苦いキャッサバのジュースと肉、とうがらし、スパイスで作るペッパー・ホット(Pepper Hot)というシチュー、中華料理のチョーメン(焼きそば風の麺料理)といった料理にも人気があります。
飲み物では、木の皮から作る自家製のモウビー(Mauby)や、ジンジャービール、葉野菜から作るソレル(Sorrel)、またラム酒やビール(Banksというローカルブランドがある)などがよく飲まれています。
ところで、ニューヨークのブルックリンには、ガイアナやジャマイカ、トリニダードトバゴ、バルバドスといった旧英領の南米、カリブからの移民が集まったエリアがあり、それぞれの国のレストランもあります。
ガイアナ料理のレシピ

ペッパーポット|ガイアナ料理 レシピ|e-food.jp
カサリープという苦いキャッサバのジュースと、肉、とうがらし、スパイスを煮たペッパーポットは、ガイアナ独自のシチュー料理です。

ガイアナ料理レシピ集|世界の食|e-food.jp
ガイアナ料理のレシピ集です。