アメリカ合衆国 United States of America | 北アメリカ

↑ハンバーガー


ニューヨークのベーグル
アメリカの軽食といって思い出すのは、古くはホットドッグや、ハンバーガー(上写真)。 しかし、近年のヘルシー志向で人気なのは、コレステロール・ゼロというベーグルです。もともとコーシャ・ミールいわれるユダヤ系の戒律に則った食べ物でしたが、今やニューヨークを代表する朝食メニューとして市民権を得ました。クリームチーズをはさんで食るのがポピュラーです。
ベーグルは、1683年、トルコ軍の攻撃で陥落寸前だったオーストリア帝国を助けたポーランドの大騎馬隊へのお礼に、オーストリア国王がおかかえのユダヤ人職人にポーランド騎馬軍のシンボルである”あぶみ”(ドイツ語でBugel)の形をしたリング状のパンを作らせてポーランド国王に献上したのが発祥といわれています。
ニューヨークのアッパー・ウエストサイド(セントラル・パークの西側)のブロードウェイと81丁目周辺は、ちょっとしたグルメ・スポット。”H&Hベーグルズ”の本店は、その中心地ともいえるユダヤ系の有名なスーパー・マーケットZABAR’S(ゼイバーズ)の隣にあります。H&Hのベーグルは「ニューヨークのオフィシャル・ベーグル」とも呼ばれ、ニューヨーク市内をはじめ、全米・海外向けに出荷されるベーグルの数は年間約2億個にも及ぶそうです。
ケイジャン料理・クレオール料理
アメリカ南部ルイジアナ州 ニューオリンズ周辺の郷土料理。ケイジャン料理はアケイディア(カナダの英仏戦争を経て、カナダ東部海岸部から追放され、放浪の末、流れ着いたフランス系の農民)の人々の料理という意味で、おおまかには、フランスの田舎料理に、この地域に住んでいた黒人奴隷がもたらした西アフリカ料理、土着民のネイティブアメリカン(インディアン)の料理の要素がミックスしたものです。
代表的な料理は、オクラのシチューのガンボ、炊き込みごはんのジャンバラヤなど。
ケイジャン料理はどちらかというと、本来、貧しい農夫たちの庶民の料理だったわけですが、それに対して、フランスやスペインから直接、アメリカ南部にやってきた裕福な人々の食べていた料理を、クレオール料理と呼ぶようです。いわゆるヨーロッパ風の料理に、彼らの台所で料理を作っていたアフリカ系の人々の食文化がミックスしたものといわれます。
アメリカ料理のレシピ


