オランダの海外領土
西インド諸島の南端部に浮かぶオランダの海外領アルバ。フランス海外県のマルティニークやグァドループと同様、本国の後ろ盾でカリブの中では経済的に豊かであり、欧米からのリゾート客でにぎわう島です。


住民は、人口の80%がヨーロッパ系とアフリカ、または先住民アラワク族との混血。同じくかつてオランダ領だった南米の国スリナムとも交流があります。
料理の方も、カリブらしく、カリブ特有の食材に、アフリカやヨーロッパの要素が混ざったクレオール的なもの。たとえば、コーンミールのクークー(Coo Coo。バルバドスのカウカウのようなアフリカ由来とおぼしき食べもの)や、オクラのスープ、ジャンボ(Giambo)など。またアルバでは、オランダのエダムやゴーダチーズを使ったケシ・ヤナ(上写真)、牛肉とかぼちゃのスープ(Sopi di Pampuna)、パイナップルとさつまいもを添えたアンティル諸島スタイルのかじきまぐろ(またはサメ)のグリルなど独特の郷土料理もあります。
アルバ料理のレシピ

ケシ・ヤナ|アルバ料理 レシピ|e-food.jp
オランダのチーズを使用 ケシ・ヤナは、オランダのエダムチーズ(またはゴーダチーズ)を使った、オランダ領アルバ島の郷土料理のひとつです。