マダガスカル料理

マダガスカル国旗 マダガスカル共和国 Republic of Madagascar | アフリカ

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アジアやアラブ、フランスの影響を受けた料理

アフリカ大陸の東南部のインド洋に浮かぶ、日本の約1.6倍という、島としては世界第4位の広さを持つマダガスカル。かわいらしい”アイアイ”に代表される珍しいサルなどでも知られるこの島国には、どんな料理があるのでしょう。

↑バリ・アミナナナ

マダガスカル地図 マダガスカル

マダガスカルには、古来、マレー半島やインドネシアから移住したマレー人が多く、現在も人口の1/4以上がマレー系です。

また、19世紀末から1960年に独立を果たすまでフランスの植民地だった歴史から、フランスの影響が今も残り、たとえば、マダガスカル語と並んでフランス語が公用語となっています。

料理にもアジアやフランス、さらには交易の歴史から、東アフリカやアラブの影響がうかがえます。たとえば、ご飯に汁物のおかずをかけて食べる文化。現在のマレーシア料理と似た料理もあります。マダガスカル人はご飯好きで、ご飯は、ココナッツミルクで炊き、時には、マダガスカルの特産であるバニラでほんのり香り付けすることも。また、インドのサモサもマダガスカルではポピュラーな食べ物です。

マダガスカルならではの料理には、豚肉(イスラム教徒は牛肉)を、細かく砕いたキャッサバの葉(またはお茶の葉)で煮込んだラビトト(ラヴィトト、ラヴィトゥトゥ= Ravitoto、Ravintotoとも)や、青菜と肉を煮込んだロマザバ Romazava(英語ではラマザバ=Ramazava)などがあります。

南米のブラジル北西部が原産地といわれるキャッサバは、大航海時代にヨーロッパ人によってマダガスカルに持ち込まれたものだといわれています(マダガスカルを専門とされる民俗学者の深澤秀夫先生によると、キャッサバは、同じくインド洋に浮かぶフランスの海外県、レユニオン島経由で持ち込まれたという説も)。

また、バニラビーンズに代表される、良質のスパイスの栽培も盛ん。マダガスカルにしかないとうがらしの品種もあり、マダガスカルの人々は、非常に辛いとうがらしの粉やペーストを食卓に添えたりしています。フルーツの種類も豊富。島には、パイナップルやマンゴー、アボカド、桃、ライチなどがたわわに実ります。

フランス人の残した遺産としては、まず、良質なワインの生産があげられます。グリと呼ばれる、ロゼワインと白ワインの中間色のさっぱりとしたワイン(グレーワインともいう)がポピュラーですが、保存料を使わないことが多いため、国外への輸出は困難のようです。

マダガスカル料理の写真

>ラヴィトウットゥ・エナキソ
ラビトト(豚肉とキャッサバの葉の煮込み)

マダガスカル料理のレシピ

ロマザバ|マダガスカル料理 レシピ|e-food.jp
マダガスカルは米一人当たりの消費が世界一ともいわれ、ごはんに汁物のおかずをかけて食べる文化が定着しています。
マダガスカル料理レシピ集|世界の食|e-food.jp
マダガスカル料理のレシピ集です。

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