じゃがいも、肉の加工食品が人気
かつてのチェコスロバキアから分離した中央ヨーロッパの内陸国チェコ。ボヘミア地方とモラビア地方に大きく分けられるチェコの料理には、おおまかに、”冷たい料理”と”温かい料理”があります。

↑ブランボラーク


まず、冷たい料理は、ハムやサラミなど加工食品の種類も豊富。ハムではプラハハムがおいしいと定評があり、また、肉の煮こごりのようなトラチェンカも人気料理です。ハム類は、ライ麦パンや小麦粉のパンと一緒に食べます。
また、チェコの温かい料理といえば、小麦粉を団子にして蒸したりゆでたりしたパンのようなクネドリーキが定番。シチューなどの付け合せにして、絡めながらいただきます。
チェコは内陸国なので、海の魚はあまり食べませんが、淡水魚は人気の食材。中でも、鯉が古くから広く流通しています。クリスマスや復活祭の前、金曜日など特定の日に肉を食べてはいけないといわれていた昔のカトリックの教えが風習として残っていて、今もクリスマス頃にはフライやスープなどの鯉料理がよく食べられています。
ビールの消費量世界一
また、じゃがいもも、チェコではよく食べられています。付け合わせのほか、おろしたじゃがいもをお好み焼きのように焼くブランボラーク(上写真)などが家庭料理としてよく食べられています。これは、先のハムやサラミと同様、ビールにとてもよく合います。それが功を奏したのか(笑)、チェコのビール消費量は何と世界一! チェコはピルスナービールの発祥地であり、かのバドワイザーが誕生したのもチェコなのです。ピルゼンのプラズドロイなど、ボヘミアンビールのおいしさは格別です。
チェコ料理の写真
クネドリーキ(上のパンのようなもの)
チェコ料理のレシピ

ブランボラーク|チェコ料理 レシピ|e-food.jp
すりおろしたじゃがいもにハーブやにんにくを加えて焼いたブランボラークは、ビールのおつまみにも最適です。

チェコ料理レシピ集|世界の食|e-food.jp
チェコ料理のレシピ集です。