レソト王国 Kingdom of Lesotho | アフリカ
インドやマレー、中国の影響を受けた料理
周囲をぐるっと南アフリカ共和国に囲まれた、アフリカの小さな王国レソト。かつてはバストランドと呼ばれ、1966年にイギリスから独立したこの国は、南アフリカと同様、アフリカの土着文化に加えて、ヨーロッパやインド、中国、マレーの文化に影響を受けてきました。
↑チャカラカ
インド人やマレー人は、イギリス植民地時代に労働力としてこの地に送り込まれた人々で、カレーやチャツネ、ケバブなどを一緒にもたらしました。チャカラカ(上写真)というスパイシーな豆の煮込み料理もあります。一方、ヨーロッパからはパンやお菓子、ブレディーというラム・シチューがこの地に定着しました。
食材では、ラムのほか、野生動物の鹿やダチョウ、インパラの肉、スモークハム、また淡水魚や、とうもろこし、キャッサバ、プランテーン(調理用バナナ)、米などがポピュラーです。
アフリカ土着の料理としては、ピーナッツペーストをベースにしたシチューや、燻製魚などを使い、スパイシーでこってりとした味が好まれているようです。
レソト料理の写真
そら豆をチキンスープで煮込んだサンプ(Samp)と、ブレディー。
レソト料理のワンプレート。上から時計回りに、レソト風蒸しパン、パパ、マトンシチュー、ほうれん草のクリーム煮、かぼちゃ(レソト大使館提供)
レソト料理のレシピ

ブレディー|レソト料理 レシピ|e-food.jp
ブレディーは、イギリス植民地時代に広まった、ヨーロッパ風ラムのトマトシチューです。

レソト料理レシピ集|世界の食|e-food.jp
レソト料理のレシピ集です。