カザフスタン料理

カザフスタン国旗 カザフスタン共和国 Republic of Kazakhstan |アジア

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草原の国の豊かな食卓

シルクロードの中継点である中央アジアの草原地帯に位置し、かつてはソ連に属していたカザフスタン。
その伝統料理には遊牧民の習慣が残り、またカザフ人をはじめ、ロシア人、タタール人、ウクライナ人、ウズベク族、ウイグル人、ドイツ人、韓国(朝鮮)人など100以上の民族が平和に共存する多民族国家であるため、食卓にもモザイクのようにバラエティな文化が反映されています。

↑ソルパ

カザフスタン地図 カザフスタン

遊牧民の料理は、羊やそのミルク、チーズやパン。中央アジア一帯で見られる羊料理のほか、中東料理の基本である米や香辛料、野菜、豆、ヨーグルトや、さらにソ連時代にはロシアの料理が加わりました。

カザフスタンの主な料理は、ラグマン(羊肉入りのあんをかけたうどん)やポロ(プロフ。炊き込みご飯)、ソルパ(スープ)、シシカバブ(羊肉の串焼き。シャシリク)、キュイルダク(Kuyrdak)という濃厚な羊肉のシチューをはじめ、ベスバルマク(Besbarmak)という肉とスープ麺、プラウ(Pulau)というドライフルーツとスパイスの炊き込みご飯、ケスペ(Kespe)というラディッシュととうがらしのスープ麺、イリムシク(Irimshik)という乾燥チーズボールなどがあります。

またカザフ人は馬肉をよく食べ、ガジー(Gazy)という馬肉ソーセージをはじめ、馬肉料理も少なくありません。料理にはしばしばヨーグルト(現地ではKatyk)が使われます。

これらに加えて、ロシア風の冷たい前菜ザクースカや、ボルシチ、ブリヌイ(パンケーキ)といったロシア料理も食べられています。さらに、カザフスタンにはソ連時代に移住させられた韓国(朝鮮)の人々が少数暮らしており、韓国風の料理も食べられています。またドイツ人もおり、彼らは、かつてこの地に退去・抑留され、とどまった人々の末裔だといいます。

来客のもてなしはカザフの人々にとって大切なことで、お客さんを歓迎するために、豪華でおいしい料理を用意して、一緒に楽しむのだそう。特に冬には毎週のように各家庭で宴が開かれるといいます。

また、南東の町アルマティではりんごで有名。アルマティという名もまさに”りんごの父”という意味なのだそうです。カスピ海に面した地域ではチョウザメの卵、すなわちキャビアが市場に並びます。

カザフスタンでポピュラーな飲み物は、チャイや、クミス(Koumyss)という発酵させた馬のミルク、シュバット(Shubat)という同じく発酵させたラクダのミルク、そしてロシアから伝わったウォッカなどです。

カザフスタン料理の写真

カザフスタン料理
カザフスタンのラグマン

ケバブ アルマティのりんご キャビア
カザフスタンのケバブ アルマティの市場で売られるりんご 高価なキャビアがどっさりと…

カザフスタン料理のレシピ

カザフスタン・サラダ|カザフスタン料理 レシピ|e-food.jp
じゃがいもやにんじん、牛肉を使ったカザフスタン・サラダは、名前の通りカザフスタンならではの料理でありますが、ロシアの影響を受けたものと思われます。
カザフスタン料理レシピ集|世界の食|e-food.jp
カザフスタン料理のレシピ集です。

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