トリプラ料理

トリプラ

インド圏と異なった文化を持つエリア

北東インドのナガランド州とバングラデシュに国境を接するトリプラ州は、ナガランドと同様、本来は他のインド圏と異なった文化を持つエリア。緑の谷と密林に少数民族が暮らし、昔ながらの食生活を続けています。その一方で、実質、現在の人口の大部分は、1947年の東パキスタン独立によって流入したベンガル人難民で構成されています。

そのため、トリプラでは、ベンガルの影響で魚、米をよく食べます。一方、原住民たちは、ナガランドのように、豚肉や鶏肉、羊肉、牛肉のほか、カメやカエル、そして犬を珍味として食べるそう。また、たけのこやかぼちゃ、なす、とうもろこしも食べ、とうがらしやベルマという、干し魚を発酵させた調味料を常用しています。トリプラの伝統的な食事はムイ・ボロクといい、ごはんの外側にいくつかのおかずを並べるスタイルで知られています。

筆者紹介
青木 ゆり子

e-food.jp代表、各国・郷土料理研究家、調理師のためのハラール研修有識者会議委員(厚生労働省国庫補助事業)、全日本司厨士協会&WORLDCHEFS会員、世界の料理レシピ・ミュージアム・ライブラリー(私設)館長。

雑誌記者等を経て、2000年に世界の料理 総合情報サイトe-food.jpを創設。エッセイスト、レシピ開発者、講師、シェフ等として活動。世界各地で取材した郷土料理の魅力を広め、食を通じた国際理解の啓蒙を目指す。

■著書:「日本的洋食」(中国語。健行文化 2019)
「日本の洋食~洋食から紐解く日本の歴史と文化」(ミネルヴァ書房 2018)
「しらべよう!世界の料理」全7巻(図書館選定図書 ポプラ社 2017)

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