カルナタカ料理

カルナタカ

北部は小麦、南部は米が主食

アラビア海に面した南インド・カルナタカ州の料理は、隣接するケララやアーンドラ・プラデーシュなど他の南インドの州、および西インドのマハラシュートラ州の料理に影響を受けながら、大まかに北と南で特徴が分かれます。ちなみにカルナタカは1973年までマイソール州と呼ばれていました。


↑マサラ・ドーサ

北部カルナタカの料理は、全般的に素朴で、小麦や雑穀が主たる主食。ロティ(平パンの一種)の種類が豊富で、イェンネ・バダネカイというなすのカレーやウスリというスパイシーな豆の芽のカレーなどと一緒に食べます。

一方、南部カルナタカでは、米を主食に、沿岸にある街ウドゥピの純菜食に代表されるような伝統料理が特徴的。ウドゥピはマサラ・ドーサの発祥地であるともいわれています。他にも、同じく沿岸の街マンガロール名物のケーンフライ(スパイシーな魚フライ。カレーもある)や、ケララ州との境にある独特な文化で知られるコダグ(コーグ)地方のパンディ・カリー(豚肉のカレー)やカドゥムブットゥ(米粉の蒸し団子)など、特色ある料理も少なくありません。

筆者紹介
青木 ゆり子

e-food.jp代表、各国・郷土料理研究家、調理師のためのハラール研修有識者会議委員(厚生労働省国庫補助事業)、全日本司厨士協会&WORLDCHEFS会員、世界の料理レシピ・ミュージアム・ライブラリー(私設)館長。

雑誌記者等を経て、2000年に世界の料理 総合情報サイトe-food.jpを創設。エッセイスト、レシピ開発者、講師、シェフ等として活動。世界各地で取材した郷土料理の魅力を広め、食を通じた国際理解の啓蒙を目指す。

■著書:「日本的洋食」(中国語。健行文化 2019)
「日本の洋食~洋食から紐解く日本の歴史と文化」(ミネルヴァ書房 2018)
「しらべよう!世界の料理」全7巻(図書館選定図書 ポプラ社 2017)

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