アッサム料理

アッサム

中国と、ベンガルの影響を受けた料理

北東インドのヒマラヤ山脈の麓にあるアッサム州は、西ベンガルのダージリンと並ぶ紅茶の特産地として知られる地域。19世紀初頭までビルマ(ミャンマー)の領土だったため、今も東南アジア的な文化を残すエリアです。 ちなみに、隣接したアルナーチャル・プラデーシュは1948年に、ナガランドは1963年に、メラガヤは1977年に、ミゾラムは1987年に、それぞれアッサムから分離した州です。

斜めにしたY字のような地形を持つアッサムは、地域により、先住民によって異なる文化を持っていますが、大まかには上部(北部)と下部(南部)に分かれ、上部は中国や東南アジア、下部はマスタードオイルを使うなどベンガルの影響を受けています。年間を通して降雨量が多いため稲作が盛んで、保存食の発酵食品も発達しています。新鮮や野菜や川魚のほか、ダックの料理がポピュラーで、他に豚や鳩の肉も食べるなど食のタブーはほとんどありません。また、アッサムは希少植物を含むハーブや薬草の宝庫であり、3000種以上が自生しています。

最近では、アッサム・ターリという、ごはんと、油が少なくハーブたっぷりで、野菜やさといも、レンズ豆やたけのこなどのおかずを供した伝統的な食事は、ヘルシーで、インド国内や欧米でひそかに注目されているとか。代表的な料理は、ピクルスやたまねぎ入りの炊き込みご飯ポイタバット、魚スープのテンガ、朝食のスナック、ジョルパンなどです。

筆者紹介
青木 ゆり子

e-food.jp代表、各国・郷土料理研究家、調理師のためのハラール研修有識者会議委員(厚生労働省国庫補助事業)、全日本司厨士協会&WORLDCHEFS会員、世界の料理レシピ・ミュージアム・ライブラリー(私設)館長。

雑誌記者等を経て、2000年に世界の料理 総合情報サイトe-food.jpを創設。エッセイスト、レシピ開発者、講師、シェフ等として活動。世界各地で取材した郷土料理の魅力を広め、食を通じた国際理解の啓蒙を目指す。

■著書:「日本的洋食」(中国語。健行文化 2019)
「日本の洋食~洋食から紐解く日本の歴史と文化」(ミネルヴァ書房 2018)
「しらべよう!世界の料理」全7巻(図書館選定図書 ポプラ社 2017)

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