大韓民国 Republic of Korea | アジア|韓国 →北朝鮮料理も参照
健康に考慮した薬膳も豊富
日本と同様、韓国も主食はごはん。韓国の日常の食卓には、ご飯、汁物、チゲ(鍋)、キムチ類、焼き魚や肉が並びます。調味料は、みそ、コチュジャン(唐辛子みそ)、朝鮮醤油。唐辛子がよく使われる以外は日本とよく似ているのがわかります。野菜をふんだんに使い、ごま油を多用したヘルシーな料理です。
↑全州ビビンパ
鶏肉に高麗ニンジンなどを詰めて煮た参鶏湯(サムゲタン)に代表されるような、健康的な料理もたくさんあります(これらは、韓方という、中国の漢方のような、この国独特の伝承医学にのっとった料理)。おかずの数が多いのも特徴。ちなみに、韓国では奇数が好まれるため、おかずの数も3,5,7と奇数で増えていくといいます。
また、ビビンパ(上写真)や、汁にご飯を入れるクッパに代表されるように、混ぜるのが韓国料理の特徴のひとつです。そのため、食事にはよくスプーンがついてきます。外食では、屋台料理のトッポッキ(レシピ)やチヂミ(これは もともと済州島の地方料理。済州島から来た在日コリアンが広めたもので、ソウル等ではパジョンと呼ぶ)、スンデ(豚肉の腸詰め)、また冷麺(北朝鮮の平壌冷麺は韓国でも人気とか)などが定番です。
ソウル・オリンピック以降、アングラになっていた犬鍋(補身湯などといいます)の賛否が、2002年のFIFAワールドカップの時に話題になりました。犬鍋は養殖犬の肉と香草を煮込んだもので、滋養強壮によいとされています。
食事だけでなく、健康を気遣うお国柄は、飲み物にも現れているよう。韓国のスーパーには、松の実や杉などいろいろな植物の健康ジュースが並んでいます。コーン茶も人気。なつめなどを使った”韓方”茶の種類もいろいろあります。
お酒は、どぶろくのマッコリをはじめドンドンジュ、ソジュ(銘柄では”眞露”が有名)、チョンハなどがよく知られています。
韓国・朝鮮料理のレシピ

