アラブ首長国連邦 United Arab Emirates | 中東
砂漠の遊牧民ベドウィンの伝統料理も
アラビア半島のペルシャ湾沿岸にある、7つの首長国からなるアラブ首長国連邦。首都は産油で潤うアブダビ。国土の大部分は砂漠でありながら、近年は、ドバイがアジアと中東、アフリカを結ぶ航空路の中継都市として、また金融都市を象徴するショッピング天国、高級リゾート地として名高い国です。
↑サリード
ドバイのレストランは、国際的でかつ近代的。カレーやビリヤニなどを出すインド料理や、メゼやタブーラ(パセリのサラダ)などを提供するレバノン料理店、またアメリカのファストフード店はアラブ人にも人気です。またその一方で、砂漠のアラブ人遊牧民ベドウィンのしきたりが息づくアラブの伝統料理が残っています。
たとえば、マクブースという肉を乗せた炊き込みごはん。この料理は通常、大皿に盛り付けられ、食事を共にする人々がそれを自由に取り分けられます。肉と野菜を煮込んだサリード(上写真)も定番です。海岸地帯ではシーフードもよく食べられています。魚介を乗せたマクブースのほか、特にエビは特産で、ムラビヤンという、エビの炒めものをごはんに乗せて食べる料理もあります。
また松の実、クルミ、アーモンドのほか、ナツメヤシの実(デーツ)なども。特にナツメヤシの実は、ドバイの空港のショッピングエリアの一角でもブランドごとにうず高く積まれて販売されるなど、とても人気があります。
また市内の古い市場では、シナモンやとうがらし、パプリカといったスパイスが、昔ながらの紙円錐で売られています。
食後はカフワ(Ghawha)と呼ばれる、カルダモンやクローブで風味づけしたアラビアコーヒーが欠かせません。カフワは、町の小さな商店から首長の豪華な食事まで、いたるところで提供されます。
アラブ首長国連邦料理の写真

シーフードのマクブース
アラブ首長国連邦料理のレシピ

ムラビヤン|アラブ首長国連邦料理 レシピ|e-food.jp
アブダビやドバイ、シャルジャなど7つの首長国から構成されたペルシャ湾沿岸の国、・アラブ首長国連邦。ムラビアンは、ペルシャ湾の特産であるエビをアラブ流に炒め、ごはんの上に乗せた料理です。

アラブ首長国連邦料理レシピ集|世界の食|e-food.jp
アラブ首長国連邦料理のレシピ集です。