ラトビア共和国 Republic of Latvia | ヨーロッパ
ロシアやドイツ、スウェーデンの影響を受けた料理
北ヨーロッパのバルト海に面する国ラトビア。現在はエストニア、リトアニアとともにバルト3国の1国をなし、かつてはソ連邦の一部であったほか、ドイツ、ポーランド、スウェーデンなどの強国に統治された長い歴史をたどってきました。
↑赤えんどう豆とベーコン
そのため、ラトビアの料理には、地方によってかつての統治国や近隣国の影響が、地方ごとにうかがえます。
たとえば、バルト海に面した西部ではドイツやスウェーデンの影響が。じゃがいもやザワークラウト、ソーセージやカツレツ料理、またにしんのマリネなどが多く、エストニアと国境を接する北部では乳製品を使った料理が多く、またロシアと国境を接した東部は、ビーツなどを使った冷たい前菜料理が多いといった具合です。
赤えんどう豆とベーコン(上写真)という素朴な料理は、海老茶色のラトビアの国旗色を連想させるためか、またはラトビアならではの料理として愛されています。
全体的には、スラブ系の国々に見かける、ハーブのディルやキャラウェイや酸っぱい味が好まれるようで、これらのハーブは、パンやチーズに加えたり料理の風味づけに使います。また、プートラというカーシャ(米やそばのロシア風おかゆ)がよく食べられています。また、ピラグスという、ベーコン入りの三日月型のスナックのパンも定番です。
たまごが料理によく使われるのもラトビア料理の特徴。前菜はもちろん、魚料理、肉料理、野菜料理はもちろん、チーズにもたまごが加えられたり、添えられたりします。
またラトビアの森と湖には、新鮮なベリー類やきのこ、木の実が豊富。これらは料理やお菓子の材料に使われます。
ドリンクでは、ブラック・バルサムという、ラトビアで18世紀半ばから飲まれている薬用酒が有名です。
ラトビア料理の写真
ブラック・バルサム
ラトビア料理のレシピ

ピラグス|ラトビア料理 レシピ|e-food.jp
北欧の国ラトビアの、ベーコン入りモチモチ三日月パン・ピラグスのレシピです。

ラトビア料理 レシピ集|e-food.jp
ラトビア料理 のレシピ集です。