ネパール連邦民主共和国 Kingdom of Nepal | アジア
ヒマラヤの多民族国家の多彩な料理
ヒマラヤ山脈の南にあり、インド、中国と国境を接するネパール。首都はカトマンズ。標高5000メートルを越える高山から亜熱帯の平野まで変化のある地形を持ち、インド系、チベット系、中央アジア系のネワール族やグルン族、タマン族、マガリ族など30以上もの民族が暮らす、民族色豊かな国です。宗教は、ヒンドゥー教徒が人口の約8割を占めています。
↑ダルバート
ネパールの料理は、インドやチベットの影響を受けながらも、多民族国家であることから、民族ごと、地域ごと、またカーストごとに料理にも違いがあります。
ネパール全体でポピュラーな主食はダルバート(上写真)というごはんとレンズ豆のスープ、そしてタルカリ(Tarkari)と呼ばれるスパイス風味のおかずで、これにアチャールという漬物を加え、しばしばサールと呼ばれる、金属のお盆に盛られた定食スタイルで提供されます。
チベット料理のモモもよく食べられています。全体的に辛さ控えめのスパイスと、たっぷりの野菜が使われるヘルシーな料理で、インドと同様、牛肉は基本的にはタブー視され、アウトカーストの人々のみが食べるものとされています。
ネパールの飲み物は、イラムチャイをはじめとするヨーロッパにも輸出されている良質な紅茶のほか、チャン(Thon)というお米から作るどぶろくのようなお酒や、トンバ(Tongba)という雑穀のお酒、また亜熱帯地域ではさとうきびのお酒=ラム酒などがポピュラーです。
ネパール料理のレシピ

ダルバート|ネパール料理 レシピ|e-food.jp
ごはんにレンズ豆のスープを添えたダルバートは、ネパールの主食として知られる料理です。

ネパール料理レシピ集|世界の食|e-food.jp
ネパール料理のレシピ集です。