アフリカやアラブ、アジアの混ざった文化
インド洋のアフリカ大陸寄り、マダガスカルの北西にある島国コモロ。古くはマレーやポリネシア、さらにアラブ人、バンツー系の南部アフリカ人らが移り住み、19世紀半ばからフランス領された後、1975に独立したクレオールの文化あふれるイスラム教国です。
↑ムカトラ・フォトラ
コモロはコモロ諸島の大半を国土としていますが、唯一、マイヨット島のみフランスの海外準県となっています(コモロ政府は領有権を主張)。料理にはアラブやインドの影響がうかがえ、スパイスをきかせたクレオール風料理が特徴的です。
たとえばサンブーサ(サンボス、サモサ)やイーストを使うパンケーキのようなムカトラ・フォトラ(上写真)、クスクス、またカレーのような、肉や魚とココナッツミルク、スパイスの煮込み。海の幸やキャッサバ(ポルトガル人が南米からもたらしたものと思われる)、バナナもよく食べられています。
コモロ料理の写真
コモロ諸島の仏領マイヨット島のサンブーサ(サモサ)
コモロ料理のレシピ

サンブーサ|コモロ料理 レシピ|e-food.jp
コモロの住民にはイスラム教徒が多く、料理にはアラブやインドの影響がうかがえます。特産のツナを使ったこのサンブーサ(サモサ)も、まさにインドやアラブ風の食べ物です。

コモロ料理レシピ集|世界の食|e-food.jp
コモロ料理のレシピ集です。