スロバキア共和国 Slovak Republic | ヨーロッパ
山と森に囲まれた中央ヨーロッパの国
チェコやポーランド、ウクライナ、ハンガリー、オーストリアに囲まれた中央ヨーロッパのスロバキア。タトラ山脈の山々と国土の1/3を森林に覆われた緑多きこの国は、かつてはハンガリー王国の一部であり、その伝統は、ハンガリーをはじめ、スラブ、オーストリア、ドイツ、そして1993年に分割されたチェコの影響を受けてきました。
↑ブリンゾベー・ハルシュキ
スロバキアの料理は、地方によって特色があります。たとえば南部ではハンガリー料理によく似ていていて、パプリカを使ったグヤーシュというスープが定番。またオーストリアに近い西部では、シュニッツェル(カツレツ)、ソーセージ、サワークラウト(酢漬けキャベツ)がよく食べられています。
川魚のマスやコイも人気で、クリスマスに肉食を禁じているカトリック教徒が多いため、特にクリスマス・シーズンには、マスやコイの料理が食卓を飾ることが多いようです。
スロバキアにはスープ料理の種類がたくさんあります。中でももっとも有名なのは、カプストニカ(Kapustnica)という燻製の豚肉ソーセージ、キャベツ、きのこの入った温かいスープ。このスープは、じゃがいもを主原料にしたブリンゾベー・ハルシュキ(上写真)というお団子や、羊のチーズのお団子とたびたび一緒に供されます。
一方、チェコと同様、スロバキアで人気の飲み物は、ビール。Golden PheasantやTopvar、Corgonといったブランドがあり、輸出もされています。ほかには、ボロヴィッカ(Borovicka)というドライジンに似たジュニパーで風味づけしたブランデーや、スリヴォヴィカ(Slivovica)というプラムのブランデー、また東南部ではワインも造られており、これも海外に輸出されています。
スロバキア料理の写真
具だくさんなスロバキアのグヤーシュ
スロバキア料理のレシピ

ブリンゾヴェー・ ハルシュキ|スロバキア料理 レシピ|e-food.jp
ブリンゾヴェー・ハルシュキは、イタリアのニョッキに似た、じゃがいもと小麦粉のすいとん風の料理です。

スロバキア料理レシピ集|世界の食|e-food.jp
スロバキア料理のレシピ集です。