フランス共和国 French Republic | ヨーロッパ
地方色の豊かな美食とワインの国



すべてが変わったのは、イタリア・フィレンツェの貴族メディチ(メディシス)家の娘カトリーヌと、フランス王室のアンリ2世の婚礼がきっかけ。16世紀当時、世界の文化的な中心地だったフィレンツェから、カトリーヌがフランスに連れて来た料理人や料理作法が、今日のような美食をフランスにもたらしたといいます。
そして、フランス王朝が栄華をきわめたルイ王朝の頃には、宮廷貴族たちが優秀な料理人を雇って、厳選食材や珍味を使った料理を競って作らせるようになり、フランスの美食文化が開花しました。この宮廷料理は、高級レストラン料理として世界中に広まり、各国の食文化にも影響を与えています。フランスには、今もお菓子にも名を残す稀代のグルメ、ブリア・サヴァランなどという歴史上の人物もいます。
一方、フランスは、もともと豊かな土壌を持ち、気候風土に恵まれていたこともあって、宮廷から伝えられた調理技術を用いながら、各地域の特産物を生かした郷土料理が、庶民の間で受け継がれてきました。
以下に主な各地方ごとの料理の特徴をリンクします(徐々に情報を追加していきます。下記リンク先は記事が書きかけの部分もあります)。
南フランス
■リヨンの料理(ローヌ=アルプ)
■プロヴァンスの料理
東フランス
■ブルゴーニュの料理
西フランス
■ブルターニュの料理
南西フランス
■アキテーヌ
ランド地方の料理
バスク地方の料理(スペイン側を含む)
中央フランス
■オーベルニュの料理
ほかに、ドイツに隣接したアルザス・ロレーヌ地方、スイス、イタリアと国境を接する東南部、ビスケー湾沿岸からピレネー山脈に続くボルドー地方、そして首都パリ周辺など、地方色も豊かに、さまざまな郷土料理が各地にあります。美食の宝庫はワインの宝庫でもあり、それらの地名には、世界一の品質ともいわれるワインの産地が少なくありません。
フランス料理の写真
パリのレストラン「トゥールダルジャン」 の名物”幼鴨のロースト”
フランス料理のレシピ





