コートジボワール共和国 Republic of Cote d’Ivoire | アフリカ
多様な文化を持ち、美食の国フランスの影響も
かつてフランス領だった西アフリカのコートジボワールは、「象牙海岸」の名の通り、象牙の積み出し港としての歴史を持つ国。大きな国ではありませんが、他のアフリカ諸国と同様、およそ60もの部族が入り組んで暮らす、多様な文化を持ち、それぞれの部族に固有の料理があります。

↑ケジェヌ


主食は米、とうもろこし、ヤム芋、キャッサバ、ミレット(唐人稗)。フウトゥ(Foutou)と呼ばれる、プランテーンやバナナ、キャッサバなどをつぶして、突いて作るお餅のような食べ物がポピュラーです(近隣のガーナ、ナイジェリアなどでフーフーと呼ばれる)。これを、肉や魚のソースと一緒に食べます。
ピーナッツソースやピーナッツオイルをたっぷりと使った煮込み料理、また、ペペスープという、魚とトマト、ピーマンなどの野菜を使ったピリ辛味のブイヤベース風スープや、シチュー料理のケジェヌ(上写真)、パパイヤとキャッサバの粉を使って焼いたパパイヤのグラタンなど、美食の国フランスの影響を受けたと思われる、おいしい伝統的な家庭料理もいろいろあります。
アチェケがユネスコ無形文化遺産に
コートジボワールの国民的主食であるアチェケが、2024年にユネスコの無形文化遺産リストに正式に登録されました。
アチェケは、キャッサバの根は皮をむき、すりおろして、あらかじめ発酵させたキャッサバと混ぜて作る主食。コートジボワールのクスクスと呼ぶ人もいます。数世紀前にコートジボワールの沿岸地域で生まれ、現在では西アフリカ全域で人気。グルテンフリー食材でもあり、朝食、昼食、夕食に食べる人もたくさんいます。魚や肉のグリルなどに添えて食べます。
コートジボワール料理の写真
ティラピアのグリル コートジボワールソース添え
コートジボワール料理のレシピ

ケジュヌ|コートジボワール料理 レシピ|e-food.jp
ケデュヌは、肉やオクラのシチューに、月桂樹やタイムの葉などヨーロッパのハーブをちょっと効かせたシチューです。

コートジボワール料理レシピ集|世界の食|e-food.jp
コートジボワール料理のレシピ集です。
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