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ポンディシェリー料理

ポンディシェリー

南インドとヨーロッパ料理のミックス

南インドの大都市チェンナイ近くにあるインド連邦直轄領ポンディシェリー(新名プドゥチェリー)は、17世紀から1954年までフランス領だった街。今もフランスの街並みや教会、フランス料理レストランなどが残る、インドでも異色の地域です。フランスが村ごとに植民地化したため、ベンガル湾に面したプドゥチェリーカライカルのほか、今もタミル・ナドゥ州やケララ州、アーンドラ・プラデーシュ州に飛び地があります。


↑ポンディシェリー・ドーサ

ポンディシェリー料理は、隣接するタミルのほか、アーンドラプラデシュやケララなど他の南インド料理を基本に、フランスなどヨーロッパのスタイルがミックスしたもの。ポピュラーな料理は、すりおろしたココナツと豆、カレーリーフとマスタードシードなどで作るシンプルなココナツカレーや、じゃがいもを皮つきのまま縦半分に切って、皮を残して中身を揚げ、すりおろしたパニール(白チーズ)、スパイスと混ぜて皮に戻して食べるタンドリポテト、白いんげん豆を焼いてトマトベースのソースを混ぜるイタリアン・ベイクド・ビーンズなど。

また、パリにあるポンディシェリーから移住したインド人街などのレストランでは、ドーサをクレープのように広げて具をトッピングしたポンディシェリー・ドーサが名物料理になっています。

Yurico AOKI
青木ゆり子

e-food.jp代表、各国・郷土料理研究家、「世界の料理レシピ・ミュージアム・ライブラリー」館長。
雑誌記者、企業のWEBディレクターを経て2000年にサイト世界の料理 総合情報サイトe-food.jpを創設。以後、執筆、講師、レシピ開発、在日大使館や大使公邸でのシェフなどとして、おいしい食べもので日本と世界を相互につなぐ社会貢献を目指して活動。

著作:「しらべよう!世界の料理」全7巻(ポプラ社 2017)
「日本の洋食 ~洋食から紐解く日本の歴史と文化」(ミネルヴァ書房 2018)

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