パレスチナ料理

パレスチナ自治政府　Palestine ｜中東

レバント地方のアラブ料理
パレスチナ料理のレシピ

レバント地方のアラブ料理

パレスチナ自治政府は、中東のヨルダン川西岸地区とガザ地区に領地を擁する、1994年に設立されたパレスチナ人による自治機関。公用語はアラビア語で、イスラム教徒が大多数。

ここではひとつの民族的な地域としてパレスチナを取り上げます。

↑マクルーバ

パレスチナ人は、パレスチナの地に長らく住んでいた人々。現状では、ある意味でイギリスの三枚舌外交の犠牲者ともいえます。

イスラエルとの紛争はよく知られている通りですが、いにしえの歴史的な経緯から、ヨーロッパや北アフリカなどから入植したユダヤ人移住者がもたらした食べ物は別として、料理に関しては両者とも似通ったものだといえます。

たとえば、現在のイスラエルを含む東アラブ（レバント地方）一帯でよく食べられているファラフェルや、ひよこ豆のペーストのホンムス（フムス）は、もともとこの地の郷土料理でした。一方で

興味深いのは、仲の悪いイスラエルとも料理では交流があったことです。たとえば、中央ヨーロッパから移住したユダヤ人がもたらした、肉を揚げたシュニッツェルが、パレスチナ人の間でも人気でした。アカデミー賞を受賞した映画「ウエスト・バンク・ストーリー」（2005年）の結末のようになることを願わずにいられません。