Piemonte -Italy
世界三大珍味・白トリュフの生産地
州都トリノを中心にして、アルプス連邦を境にスイス、フランスと国境を接するイタリア北部のピエモンテ州。山岳部43%がを占め、寒暖の差が激しく、冬の山岳部は大量の雪が降る内陸性気候の土地です。

ピエモンテは、世界三大珍味のひとつでもあるグルメ垂涎の白トリュフをはじめ、ポルチーニ茸、野生動物の肉(ジビエ)など、豊かな山の幸に恵まれています。
ピエモンテの山岳地帯の郷土料理として有名なのはバーニャ・カウダ(上写真)です。
州の27%を占める平野部では、稲作が盛んで、イタリア国内の60%以上をまかなっているといるほか、イタリア随一といわれる生産高を誇る、上質な食肉牛(ピエモンテ種)の飼育も行われています。またピエモンテは、お隣のロンバルディア州とともに、世界三大ブルーチーズのひとつといわれるゴルゴンゾーラの生まれ故郷でもあります。
ピエモンテの食事は、アンティパスト(前菜)が豊富です。
主な名物料理には、スティック状の野菜にアンチョビとニンニク入りのオリーブオイルをつけていただくバーニャカウダ(Bagna Cauda)、鶏のとさかやレバー、きのこなどの煮込んだフィナンツィエーラ(Finanziera)、ポレンタ・コンチャ(バターとチーズのポレンタ)、フリットミスト(Fritto Misto)など。
また、イタリア最後の王朝であるサヴォイア家のお膝元だった名残りもあり、パンナコッタをはじめドルチェの種類がたくさんあります。