Umbria -Italy
良質な黒トリュフとオリーブの産地
イタリア半島のほぼ中央、首都ローマのあるラツィオ州とマルケ州に囲まれた海のない小さな州ウンブリア。世界に名を馳せる良質な黒トリュフとオリーブの産地であり、ヴァレンタイン・デイで有名なかの聖ヴァレンタインの生誕地でもあります。

黒トリュフ(上写真)は、カナッペをはじめ、パスタや肉・魚料理などに幅広く使われます。また、薫り高く味わい深いオリーブオイルは、ウンブリア全体がDOP指定を受けているほど。
ウンブリアの伝統料理はポルケッタ(豚肉の丸焼き)。隣のラツィオ州でもポピュラーですが、もともとウンブリアが発祥地です。山岳地方ではヤマウズラやキジなどの野生の鳥も食材とされてきました。チーズは羊乳のペコリーノなど。ウンブリア料理の全体的な特徴は、肉の炭火焼きのように、素朴でシンプルなことです。