オリヴィエ・ブラン?フードフランス|ブルターニュ
[ フランス料理 ]

そば粉を使った料理の数々
【表参道】2008年版ミシュランガイドで1つ星を獲得した「ブノワ」で開催された、フードフランス第4回のオリヴィエ・ブラン(ブルターニュ)のランチに行ってきました。
ブルターニュの西端の海辺の村でおばあ様が始められた小さなレストランを引き継ぎ、ミシュランの星付きレストランにまで成長させたブラン氏のお料理は、とっても独創的。ブルターニュの名産そば粉を料理やデザートを駆使し、意外な食材の食べ合わせを楽しむというものでした。
上写真はメインの「豚バラ肉のキャラメリゼと貝類、なめらかなクリームのグラタン」。洗練された盛り付けなのに、豚肉の味わいはどこか田舎料理風という、不思議なギャップを楽しませていただきました。


前菜の手長海老のラヴィオリ、リンゴのピュレ、フォワグラと、ホタテ貝、ブーダンノワール、柑橘類のコンディマン、アンディーヴのコンフィ。ブルターニュの特産品リンゴを用いている。シェフより、これとこれの食材の食べ合わせを楽しむようにとの指示(?)が出た。


そば粉入りのパンがとっても美味。デザートの盛り合わせ(アイスクリーム、マカロン、ヨーグルト、そしてブルターニュ生まれのクレームブリュレ)もそば粉のオンパレードで、クセのある味わいは、好き嫌いが分かれそうだった。私はおもしろい!と思ったが...。
食後、ブラン氏からお話をうかがう機会があり、「日本に進出したい」なんていっておられましたっけ。優等生的なお店が多い中、こんな個性的なフレンチをいただける店が東京に1軒くらいあってもおもしろいかも、なんて思いました。
ブノワ・東京
渋谷区神宮前5-51-8 ラ・ポルト青山 10F
Tel. 03-5468-0881
http://www.benoit-tokyo.com/
■営業時間:ランチ 11:30-14:30(LO)
カフェ ブノワ 11:30 - 22:00pm(LO)
ディナー 17:30 - 22:00(LO)
■定休日:無休

e-food.jp代表、郷土料理研究家、コラムニスト。主な著書:『見て、読んで楽しむ 世界の料理365日』(自由国民社 2024)、図鑑NEOまどあけずかん『せかいのりょうり』監修(小学館 2021)、(誠文堂新光社 2020)、『しらべよう!世界の料理』全7巻(図書館選定図書・ポプラ社 2017)。
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