ホンジュラス弁当 Honduras Bento
トルティーヤに具を乗せて
中米ホンジュラスのお弁当。トルティーヤを使ったホンジュラス・スタイルのエンチラーダス Enchiladasに、サワークリームや煮たフリホーレス(豆)をトッピングして国旗を表現してみました。
ホンジュラスはメキシコに近いので、料理もメキシコに似ているのですが、ちょっとしたローカル色があるようです。エンチラーダスはメキシコではトルティーヤに具を巻き、チリ入りトマトソースとサワークリームをかけてオーブンで焼いた料理を指すのですが、ホンジュラスでは、油で揚げたトルティーヤ(下左写真)の上に具を乗せる、タコスのような食べ方を指すとのこと。
ホンジュラスの国旗の意味は、wikipediaによると「青は太平洋とカリブ海、白は国の統一と平和を表すす。青は太平洋とカリブ海、白は国の統一と平和を表す。中央の五星は中央アメリカ連邦再統一への希望を表し、星はそれぞれホンジュラス(中央)、グアテマラ(左上)、エルサルバドル(左下)、ニカラグア(右上)、コスタリカ(右下)を表す」のだそうです。
【ホンジュラス弁当】レシピ (グループH)
■材料
<ホンジュラス・スタイルのエンチラーダ>
Enchiadas a la Honduras
・とうもろこしのトルティーヤ(タコスの皮) 2枚
・ひき肉(豚or牛) 100g
・たまねぎ 中半個(みじん切り)
・アボカド 1個 (薄くスライス)
・キャベツ 1/4個 (千切り)
・トマト 中半個 (輪切り、もしくはみじん切り。お好みで)
・ピザ用の細切りチーズ 適量
・チリソース (なければタバスコで代用)
・油 (トルティーヤを揚げるのに使用)
・塩、黒コショウ 適量
・レモン(またはライム)汁 お好みで
<トッピング>
・サワークリーム (なければ生クリームにヨーグルトを混ぜて代用)適量
・赤いんげん豆 (すでに煮てある缶詰。チリビーンズやポークビーンズの缶詰でもOK)
<作り方>
1.たまねぎ、ひき肉を油で炒め、塩、黒コショウ、チリソースで味付けしておく。
2.トルティーヤを油できつね色になるまで揚げる。
3.2をお弁当箱の中に詰めて、1の炒めたひき肉、キャベツ、アボカド、チーズ、トマトの具をトッピングする。最後にお好みでレモン(またはライム)汁をかける。
4.ホンジュラスの国旗のデザインにならって、左右に赤インゲン豆でストライプを、中央にサワークリームを、またサワークリームの上に赤インゲン豆の先端で5つ星を表現してできあがり。
TIPS&ひとこと
※左写真は、ホンジュラス・スタイルのエンチラーダスのできあがり図です。お弁当箱に詰めると、具が見えなくなってしまうのがちょっともったいないですね...。ぜひご家庭では、お皿に乗せて召し上がってみてください。
※とうもろこし粉のトルティーヤを使うことが本場らしくなる肝です。日本のスーパーなどではあまり販売されていませんが、家庭でも作れます。
トルティーヤのレシピは、とうもろし粉、小麦粉、オイル、塩少々を耳たぶくらいの硬さになるまでこね、丸めてから平べったく延ばし、それをそのままフライパンで焼くだけです。その際、とうもろこしの粉よりも小麦粉の分量の方を多くしてください。とうもろこし粉の分量が多い方が香ばしいし本場っぽいのですが、どうもボソボソしてしまうのです。ちなみに今回も手作りしました。
参照
→ホンジュラス料理について
e-food.jp代表、各国・郷土料理研究家、全日本司厨士協会会員 調理師。主な著書:図鑑NEOまどあけずかん「せかいのりょうり」監修(小学館 2021)、「世界の郷土料理事典」(誠文堂新光社 2020)。
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